![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/3c/89987eefc5ee4971fa595922a71436e2.jpg)
今日は定置網の漁獲物の選別作業中、ヤマトカマスの中にオオヤマトカマスを見つける(写真上オオヤマトカマス、写真下ヤマトカマス)。ヤマトカマスはたくさん獲れるのだがオオヤマトカマスは非常に数が少なく、年間で数個体、1日に2個体以上確認したことが無い。オオヤマトカマスは体色が銀白色でヤマトカマスと比べると輝きがあり、ヤマトカマスの中に混ざっていると見つけやすい。見つけて取り上げ腹鰭を見ると基底に暗色斑がある。また、背面にある黒斑が大きく、体側下部には1暗色縦帯があるのだが、これは薄く分かり難い場合が多い。また腹部から見るとヤマトカマスは鱗が無色なので真っ白に見えるが、オオヤマトカマスは腹部まで鱗に黒い部分があるので比べてみると黒ずんで見える。両者は漁協では区別せずに水揚げされるが、オオヤマトカマスの大きな個体は漁協の職員が気付き、別にされオニカマスとして水揚げされていることもある。