お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

ハナビラウオ

2013年03月27日 | 定置網

 今日は定置網でハナビラウオを見つける。ハナビラウオはこれからの時期にクラゲ類と一緒に定置網に入る。ハナビラウオを見つけたということは、これからクラゲ類が出てくるのではないだろうか。今回は標本用ではなく、生きているので持ち帰り、家の水槽で飼育を試みる。ハナビラウオはある程度成長すると水温が上がるのを見計らってか深海へと生息の場を変える。様相も変わり真っ黒な魚となるのだが、その過程を知らない。それを水槽内で調べる事が出来ればと何回かチャレンジしているが、いまだに成功はしていない。やはり水槽の水温調整ができないと難しいと思われる。水槽用のクーラーはとても高価である。おまけに人が夏の暑さを我慢して魚がクーラーを使っているとなるとやりきれない。
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ヤマトミズン?

2013年03月23日 | 定置網

 今日は定置網で大きなイワシ類を見つける。良く獲れるカタボシイワシとは感じが違うので取りあげるとヤマトミズンのようである。ヤマトミズンは以前にも獲れたことがあり標本登録しているのだが、その標本が再同定され、ホシヤマトミズンとなった。この個体も体側にホシヤマトミズンのような小黒点が並んでいるようには見えないが、魚ボラに持ち込み精査してもらわなければわからない。この個体もホシヤマトミズンとなれば、ヤマトミズンの採集記録はなくなる。
*魚ボラでヤマトミズンと同定されました。
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サバヒー

2013年03月16日 | 定置網



 今日は定置網で網を絞ると見掛けない魚がいると声がする。魚を探すと見覚えのある大きな長い尾鰭が目に付く。獲り揚げると大きなサバヒーである。サバヒーは以前にも獲れたことがあるが、幼魚ばかりでこのサイズは初めて。魚ボラの標本用に確保する。今日は仕事終了後、息子の野球の試合へ行かなければならないが、試合終了後時間があるので大学へと走り、標本を持ち込み登録してもらう。今日は標本登録が目的だが、もうひとつ目的がある。先日出版された魚類検索図鑑第三版を見るという事。気になっていた魚種がいくつもあり、それがどうなったか確認したかった。だが、そのうちいくつかは確認できたが、サクヤヒメジなどが記載されていない。ここでは普通に獲れるが、一応稀種となっているので恐らく検索図鑑くらいしか図鑑には載ることが無いと思われる。その載ると思っていた検索図鑑に載らなかった事がショックである。さらに今後検索図鑑が第四版が出版されるかわからないし、出版されるとしても何十年後であろう。サクヤヒメジはますます知名度の低い魚となってしまう。
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