お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

深海エビ漁での魚達

2021年12月29日 | 採集
 今年最後の深海エビ漁でのツキミシビレエイ以外の魚達である。今回はツキミシビレエイが初採集であったが、他にアオミシマの成魚も初採集であった。だが、アオミシマはよく揚がる魚であり、更に定置網では毎年水面を泳ぐ幼魚が確認されている。

アオミシマ



ウスベニキントキ



フウセンキンメ



トモメヒカリ



ヒレタカフジクジラとその胎児



エドアブラザメ



ボウズカジカ



ボウズコンニャク



トウヨウカマス



コワヌケフウリュウウオ



アミメフウリュウウオ



シャチブリ



リュウグウハダカ



ソコマトウダイ



アカカサゴ



アカムツ



ザラガレイ



透明なザラガレイ幼魚



ゾウカスベ





その他沢山頂きました






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4年目にしてやっと出会えたツキミシビレエイ

2021年12月29日 | 採集
 昨日で今年の定置網漁も終わり仕事納めとなり、今日から正月休みに入る。毎年お世話になっている深海エビ漁は今日が今年の最終日というので、深海魚採集の為、乗船させてもらう。でも、最近は薩南諸島で頻繁に地震があり、それからはエビが不漁との事である。今回は最終日なので通常4回操業するところを3回の操業の予定であった。だが、結局不漁な為、4回操業する事になる。私としては操業回数が多いほど珍しい魚に出会う確率も増えるので有難いのだが、エビが不漁では申し訳なく思う。深海魚の方は今まで出会った魚が殆どであったが、最後の最後で大きなシビレエイの仲間が入網。危ないので体が傷付かない様に手鉤で引っ掛け、クーラーへと入れる。実はこのシビレエイの仲間を深海エビ船に乗せてもらう様になってからずっと探していたのである。初めて深海エビ漁に乗船した時(ブログ2017 7.26)に大きなシビレエイが採れたのだが、危ないので船の人が直ぐに鉤で引っ掛け海に捨ててしまった。シビレエイは良く採れるという事だったので、また直ぐに出会えると思っていたが4年も掛かってしまう。その当時丁度、魚ボラの学生が台湾の固有種と考えられていたヤマトシビレエイ科魚類が日本における分布も確認され、論文を執筆していたのである。だが、東シナ海産の標本はあるものの、地元鹿児島県産の標本はなく、深海エビ漁で採れるシビレエイの仲間を見てみたいという事であった。しかし、そのシビレエイの仲間を見せることが出来ず学生は大学を卒業してしまい残念であった。そのヤマトシビレエイ科は日本初記録種として報告され、標準和名ツキミシビレエイと提唱された。今回のこの個体も背鰭が 2基あり、体盤が楕円形で生鮮時の背部の色彩は一様に褐色であること、尾鰭後縁がわずかに湾入することからツキミシビレエイと思われる。だが、そこは自分の自信ない同定という事であとはいつもの魚ボラ任せとする。海水温の低い深海に生息するシビレエイの仲間なので、氷水に入れても直ぐには死なないだろうと思い、この個体をクーラーに入れてからは危なくて中に手を入れることが出来なっくなってしまう。結局、家に帰るまでクーラーの中の確保した魚を見たり出したり整理する事も出来ずに帰路に就く羽目となる。








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諦めていた夜間採集でシマハナビラウオ

2021年12月18日 | 採集
 今日は土曜日で夜間採集の日である。だが、昨日、今日と海上は時化で定置網漁は操業出来ていない。更に非常に冷え込みとても寒い。そして今、港内の砂が溜まっているので大きな船が入り掘削作業をしており海水が激濁りしている。と、これだけ悪条件な為、今日の夜間採集は諦めようかと思っていた。ところが、年末だし時間になるとやはり気になってしまい、一応覗くだけと言う事で行ってみる。港に着くと海は案の定激濁りであり、更に風が強く水面すら良く見えない状況。気温も低く、強風も加わり非常に寒い。サッと見て直ぐに帰ろうと思っていた。すると岸壁際に波に揺られた小さな魚を発見。掬ってみると腹鰭が大きくエボシダイの幼魚の様な感じ。もうこれで十分満足なので直ぐに帰る。先ずは泳ぐ姿を撮影しようと水槽に入れる。するとエボシダイの幼魚と思っていたが、よく見るとシマハナビラウオの幼魚である。現場では暗くてよくわからなかった。エボシダイでなく残念であるがシマハナビラウオでも珍しいのでこれはこれで非常に嬉しい。シマハナビラウオは定置網では標本を確保しているが夜間採集では初採集である。更に今まで確保した個体の中で一番小さく、成長過程を見るうえでとても重要である。悪条件ではあったがシマハナビラウオの幼魚を採集する事が出来たので、夜間採集を強行して良かったと思う。でも、今回はうまくいったものの港の中を掘っているので、今後は干潮時に干上がった港内を歩いての散策が出来なくなるかもしれない。浅くなければ採集出来ない魚もいるので今後がちょっと心配である。

現在、港の中の溜まった砂を採掘中











シマハナビラウオ幼魚
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季節外れなフリソデウオ

2021年12月16日 | 定置網
 今日は定置網漁に出漁するが、潮が速く操業を断念し帰港。その後、市場で他の定置網船が戻って来るのを待つ。すると、いつも標本用の魚を確保してくれる人が乗る船が戻って来る。私を見るなり何か確保してして来た様な素振りをしている。見に行くと魚の入ったカゴの一番上にフリソデウオの幼魚がちょこんと乗っているではないか。フリソデウオは今はもう珍しい魚ではなく、特に今年の3月には次から次へと定置網に入網した(ブログ2021 3.6)(ブログ2021 3.8)(ブログ2021 3.11)(ブログ 3.12)(ブログ2021 3.18)。3月に多く定置網に入網したものの、今年は5年振りの出現であった。でも、出現する時は毎年3月から4月であり、今回の個体の様に12月の出現は初めてである。でも、考えてみれば昔は毎年5月に定置網に入網し風物詩的な感じであった。それが毎年出現することは無くなり、出現しない年も今ではある。更に近年では出現時期が少しずつずれて来て3月からとなっており、5月ではもう逆に珍しくなっている。最近は他の魚種でも出現時期が変わって来ており、環境の変化に伴うものだろうと察する。来週はクリスマスが来る。このフリソデウオは体色が白っぽく鰭は赤いのでサンタクロースと同じ色である。自分としては1週間早いがクリスマスプレゼントとして魚ボラの標本用に受け取る。



フリソデウオ幼魚
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オキイワシ再来

2021年12月15日 | 市場
 今日は定置網漁を終え帰港すると市場に今年の9月にゴマサバから新種の寄生虫を発見し記載した(ブログ2021 9.24)鹿大の先生の研究室が来ている。講義で使う解剖用の魚が欲しいとの事で頼まれていた。先生に会うと先に帰港したお隣の定置網の漁獲物から既に魚を確保しており、面白い魚も獲れたと見せてくれる。見るとオキイワシである。オキイワシは非常に珍しく、昨年の12月にここでは初めて確認され、うちの定置網の両隣の網で混獲された魚である(ブログ2020 12.5)(ブログ2020 12.22)。先生達もこの魚が珍しい事はわかっていたらしく、解剖用には使わず魚ボラ用にと直ぐに譲って頂く。私も今日、丁度大学へ行く予定なので頂こうとしたが、夜に地元で会議があるので時間次第では行くことが出来ない。幸い、学生さんが今日魚ボラへ顔を出すそうなので、この個体はその学生さんに届けてもらう事になる。仕事を終え帰宅すると大学へ行っても夜の会議にはまだ間に合いそうなので、急いで準備し大学へと走る。今日は水曜日で魚ボラの日である。教室に入ると既に標本登録作業が行われており、今朝のオキイワシも既に展鰭され、撮影を待っている状態であった。更に今日は殺してしまったセレベスヒレアナゴ(2021 12.9)も持ち込み、標本登録してもらう。解凍すると思っていたよりも状態は良く、安心する。そして今日は一度お会いしたかったウナギ目の研究者の方も来鹿しており、お話しすることが出来た。でも、あっという間に帰らなければならない時間となり、残念ではあるが帰路に就き、夜の会議にも遅れることなく出席することが出来た。

オキイワシ





鹿児島大学郡元キャンパス





オキイワシ



マブタシマアジ





セレベスヒレアナゴ
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砂まみれにホコリまみれなセレベスヒレアナゴ

2021年12月09日 | 日記
 先日の夜間採集で確保したセレベスヒレアナゴ(ブログ2021 12.4)。初採集なので魚ボラへ生きた状態で持ち込み、綺麗な標本写真を撮ってもらい標本登録してもらおうと家の水槽で蓄養している。だが、逆に死んでしまえば眼や体色は白濁してしまう恐れがあり、死んでしまう位なら直ぐに冷凍した方がいいのかと悩んでいた。だが、今は水槽内の海水温が上がる事はなく、干上がった砂の上で生きていた位なので酸欠の恐れも少ないと思い、大学へ行くまで生かしておこうと決断。水槽で蓄養してから数日間は大人しくしており、安心していた。ところが今日、仕事から帰り水槽内を覗くとセレベスヒレアナゴの姿がないではないか。水槽内に隠れる場所はない。排水のストレーナーに入ってしまったのだろうかと思うが入れる程の隙間はない。これはもう水槽外へ逃げたものと思われ、水槽周辺を探す。すると部屋の隅にホコリまみれのヒモを発見。手に取るとこれらしい。この個体を採集した時も砂まみれで水には浸かっていなかったので、ひょっとしてまだ生きているかもしれないので水槽内に入れてみる。だが、体のホコリは取り除かれたものの動き出すことは無かった。今回は水槽の上部はガラス蓋がしてあり、何処から逃げ出したのか不思議である。学生の頃、ウナギを飼育していて水槽から逃げられた事があったので、脱出防止の為、水槽内の水も半分にして水面を低くして逃げ防止の対策はしていたのだが。水槽内では隠れる場所を探している感じもあったので、塩ビパイプでも入れて隠れる場所を作っていれば良かったかなと反省。水槽横の本棚の裏に逃げ込んだら取り出すことが出来なかったので、そこへ逃げなかったのが不幸中の幸いである。体が傷付いていない事を願い、仕方なく冷凍保存する。

潮が引き、干上がった地面で砂まみれ状態で発見したセレベスヒレアナゴ



セレベスヒレアナゴ



水槽からの逃げ出し防止で水位を下げていたのだが



水槽から逃げ出し、ホコリまみれ状態で発見
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またトラカマス

2021年12月09日 | 市場
 今日は定置網漁を終え、水揚げ終了後市場内を散策。すると沢山魚が並ぶ隅っこでトラカマスを発見。トラカマスは先月もうちの定置網で獲れ、標本用に確保している(ブログ2021 11.17)。まだまだ確保した標本は少ないし、そのまま気付かれずに仲買に買われてしまうのも勿体ないので標本用に確保する。この個体はトラカマスとしてはまだ幼魚であるが、普通に水揚げしているアカカマスやヤマトカマスなどと比べればサイズ的には大きい。となると、食べると美味しいのだろうかという事も気になる。だが、食べるにはもう少し標本数を増やしてからだろうと自分に言い聞かせ、魚ボラの標本用に冷凍保存する。





トラカマス
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夜間採集で初確保 ウミヘビ科

2021年12月04日 | 採集
 今日の夜間採集では干潮時と言う事で干上がった海底に降りて歩いて散策。いつもの様にオオシロアナゴを発見するが、そのほかに細長い個体も発見する。体が砂まみれで何だかわからないがその長さからアナゴ科ではなく、ウミヘビ科と思われる。この場所で何度か見たり採集しているダイナンウミヘビだろうと思う。サイズが小さくこのサイズは標本用に確保していないので確保する。砂まみれのままバケツに入れ、生かして持ち帰る。家に帰り見てみると水に入れた事により砂は取れ、全貌が明らかになる。するとダイナンウミヘビとは全く違う魚種である。検索図鑑や他の図鑑等で調べるが、胸鰭がある事でウミヘビ科である事がわかる位で、この手の魚は苦手で魚種の特定までには至らない。最近は寒いので水温が上がる心配もないので、このまま水槽に入れて生かしておき、今度大学へ行く時に生きた状態で持ち込み標本登録に同定してもらおうと思う。
*後日、FBでセレベスヒレアナゴと教えて頂きました。ありがとうございました。

干上がった海底で砂まみれの状態で発見






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夜間採集

2021年12月04日 | 採集
 今日は時化であったが夜には風も止み、通常通りいつもの港へ夜間採集に行く。今回は丁度干潮時である。干上がった港内に降りて散策する。今回は今までで一番潮が引いているみたいで、気付くと港の外まで出てしまう。歩いて港の外まで出たのは初めてである。だが、これでは船が入って来れないので、近いうちに港の中の砂を掘り出すみたいである。そのような状況の中、散策していると小さなチョウチョウウオを発見。採集するが暗いうえ小さ過ぎて現場では種まではわからない。バケツに入れても泳ぐどころか動きもしない。更にクロオビエビスの幼魚も発見。こちらも逃げも隠れもしないのであっさりと採集。同じようにバケツに入れても動かない。時化で海水温が低下し、これらの魚はこれ以上低下すると死滅してしまうのかもしれない。また、砂の上ではまたオオシロアナゴが砂まみれになって横たわっているところを発見。今回は最終的に3個体も発見する。更に細長い個体も発見。この長さはアナゴ科ではなくウミヘビ科と思われ、ここで何度か確認・採集しているダイナンウミヘビと思い、今までで一番小さいサイズなので標本用に確保する。今回は更に岸壁に上がり、ダルマガレイ科の仔魚やサイウオの仲間を数個体採集。寒さが増して来て、また仔稚魚採集の時期に入った感じである。



ミスジチョウチョウウオ幼魚



海水温が低く、逃げも隠れもしないクロオビエビスの幼魚を発見



オオシロアナゴ



ウミヘビ科



今回の採集成果



今回の採集成果



ミスジチョウチョウウオ幼魚



クロオビエビス幼魚



ダルマガレイ科仔魚



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序でに確保した魚 アンダマンアジ

2021年12月03日 | 市場
 今日は市場でヨコヅナマルコバン(のちに判明)を標本用に確保している。なので今日は大学へ行く事になると思うので、他に持ち込むような魚がいないか市場内を探す。昨日、一昨日と時化だった為、今日はどこの定置網も漁獲が多く、特にロウニンアジやマルヒラアジなどヒラアジ類の魚種が多い。まだ水揚げ中の定置網を覗くと選別前の魚が沢山入ったカゴがあり、その中を探すとホシカイワリの幼魚を発見。ホシカイワリは以前に同じサイズ位の標本を確保しているが、もう何年も前の話である。大学のカメラが良くなったので改めて綺麗な写真を撮ってもらえればと思い、大学へ行く序でにと言う事で確保する。大学へ行くと持ち込んだマルコバンがコガネマルコバンなのかヨコヅナマルコバンなのか、そればかりが気になる。すると横でホシカイワリを精査していた学生がアンダマンアジではと。そんな事ないだろうと思うが、鰓耙数がホシカイワリとは被らずアンダマンアジとの事。学生が代わる代わる鰓耙数を数えるがやはりアンダマンアジと同定される。アンダマンアジは国内では珍しく、沖縄島と九州東岸から記録されていたが写真すら見た事がなく、本当に日本に生息しているのだろうかと思っていた。それが2年前、種子島の定置網で漁獲されたアンダマンアジが鹿児島中央市場に揚がり、仲買さんがFBにアップされていて、それを見て鳥肌が立った。その時はホシカイワリと思われていたみたいであるが、問い合わせると後日また入るという事で確保してもらい鹿児島県産のアンダマンアジが報告された。この時の個体は大型で見た目でアンダマンアジとわかったが、幼魚こそまだ見た事がなく、アンダマンアジの幼魚は自分では未知の魚であった。Fishbaseにアンダマンアジの幼魚の写真が掲載されているが、それもホシカイワリの幼魚ではと疑っていた位である。またしても自分の悪い癖でホシカイワリではという思い込みが強く、今回もアンダマンアジを全く疑う事なく気付く事が出来なかった。この個体がアンダマンアジと同定され、ヨコヅナマルコバンよりもこちらの方が自分としては収穫が大きい感じであり、大学へ行く序でと言う事で確保した魚であるので驚くほど運が良かったとその運命に感謝である。









アンダマンアジ幼魚

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小さなヨコヅナマルコバン

2021年12月03日 | 市場
 今日は定置網漁を終え帰港すると、市場に小さなマルコバンが1個体水揚げされているのが目に付く。だが、今回の個体は背鰭軟条も短くコガネマルコバンの可能性がある。仲買人が来る前に確保する。家に帰り調べるとやはり普通のマルコバンではなくコガネマルコバンの可能性の方が高い。魚ボラの先生に連絡するとヨコヅナマルコバンの可能性も指摘される。確かにそうである。以前にコガネマルコバンに同定された個体が内部骨格の違いからヨコヅナマルコバンと改めて再同定されている(ブログ2019 7.9)。外見だけでは両種は判別出来ないのである。コガネマルコバンなら初確保、ヨコヅナマルコバンでも若魚は初確保となり、どちらの種でも初確保となるので綺麗な写真を撮ってもらう為に大学へと走る。大学に到着し先ずは展鰭して標本写真を撮ってもらう。その後ホルマリンで固定し、固定が終わり標本となってから頭部の骨格を調べるので今日は同定結果は出ないのだろうと思っていた。だが、固定する前に頭部を解剖し上後頭骨を調べてくれる。その結果、ヨコヅナマルコバンと同定される。自分としてはコガネマルコバンであれば標本確保魚種がもう1種増えるので良かったのだが、ヨコヅナマルコバンでも確認魚種としては増えないが、このサイズは初確保なのでやはり嬉しい。この個体は日本国内でヨコヅナマルコバンの3例目となりそうである。頭部を解剖した後は傷口を糸で縫合してからホルマリン固定となる。今後、ヨコヅナマルコバンかコガネマルコバンの標本は全て頭部に糸で縫合した跡のあるものとなりそうである。

市場に水揚げされているのを見つける



魚ボラの標本用に確保する



鹿児島大学へ









頭部を解剖し、上後頭骨を確認する







上後頭骨を確認する







解剖後、傷口は糸で縫合する



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