今日は定置網で久しぶりにミナミギンガメアジの幼魚が獲れる。ミナミギンガメアジは以前からギンガメアジと同様普通に獲れていた魚である。だが、ここ近年ギンガメアジは獲れるものの、ミナミギンガメアジがそこに混ざることがなかった。2週間前に久しぶりにマテアジが獲れたこともあり、そのうち獲れるのではと思っていた。この調子でいけばまったく獲れなくなったヒシカイワリも近いうちに獲れるだろうか。
今日は定置網で久しぶりにミナミギンガメアジの幼魚が獲れる。ミナミギンガメアジは以前からギンガメアジと同様普通に獲れていた魚である。だが、ここ近年ギンガメアジは獲れるものの、ミナミギンガメアジがそこに混ざることがなかった。2週間前に久しぶりにマテアジが獲れたこともあり、そのうち獲れるのではと思っていた。この調子でいけばまったく獲れなくなったヒシカイワリも近いうちに獲れるだろうか。
今日は定置網で久し振りにマテアジ1個体が獲れる。マテアジは東南アジアなどにはたくさん生息しているが、国内では非常に稀な種である。8年前にうちの定置網で獲れたマテアジが国内3番目の記録として報告され、その翌年にうちや周りの定置網で多獲されている。その後もポツポツと獲れてはいたが、ここ近年その姿を見ることがなかった。そして、本日何年振りかに1個体獲れる。久し振りの個体なので魚ボラの標本用に確保する。今後、またマテアジや他の南方系のアジ類が獲れるのだろうか。
今日は定置網で小さなマダラトビエイが獲れる。いつもなら直ぐに逃がすのだが、パッと見た感じ何かが違う。忙しいので取りあえず活かして持ち帰る。水揚げが終わり、ゆっくりとそのマダラトビエイを見ると、イトマキエイのように眼下の両側に分離した頭鰭が確認できる。さらに観察していると泳いでいる時にその頭鰭も動かして旋回する時などに使っているように見える。このようなマダラトビエイは今まで見たことないが、だからと言って新種とは思えず、むしろ奇形ではないかと疑う。標本用に確保するか水族館に連絡するか迷うが、生きている事や頭鰭を使って泳ぐ所も解明したいのでかごしま水族館に連絡し、引き取ってもらう。
今日は水揚げ後、市場内を散策しているとハタの仲間で背縁に黒斑のある魚を見つける。ノミノクチかなと思うがノミノクチは確かこの黒斑が3個だったと記憶している。この個体は3個以上あるように見える。確保して調べたいところではあるが、今日はこの後沖作業に行かなければならなく、時間がないので確保するのを諦める。取りあえず写真に収め、家に帰ってから調べることにする。家に帰り検索図鑑で調べるとノミノクチの背縁の黒斑はやはり3個となっている。それとは別でイシガキハタが黒斑が5個となっている。だが、イシガキハタは体側にも黒斑があり、それではなさそうである。やはり標本がなくてはどうにもならない。今回は標本を確保する為のタイミングがうまく合わなかったが、これも運である。
最近毎日のように定置網でスジスズメダイが獲れている。先日、その中でひと際目立つ大きな個体を見つける。ひょっとしてオキスズメダイではないだろうかと思い、確保する。今日、その個体の標本写真を撮りる。オキスズメダイはスジスジメダイよりも縦列鱗数が少ないので鱗が大きく粗く見えると思われるが、この個体はそうでもない。標本写真から鱗の枚数を数えようと思っていたが数えられない。標本写真は自分では鱗の枚数が数えられ同定できる事を理想としているが、これではダメである。結局、あとは魚ボラに任せるとして、冷凍保存する。