お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

定置網では珍しいイトヒキベラ

2013年04月19日 | 定置網



 今日は定置網で綺麗な目立つ魚を見つける。掬い上げるとイトヒキベラである。イトヒキベラは素潜りするとたくさん確認でき、普通種であるが定置網には滅多に入ることが無い。今回の個体は婚姻色も出ていて綺麗であるので持ち帰り撮影する。最近は面白い魚も獲れなかったので標本写真を撮るのは久しぶりである。久しぶりということでカメラの設定で少し戸惑ってしまう。継続して撮影するためにも、今後珍しい魚が獲れることを祈る思いである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

図鑑「鹿児島県三島村ー硫黄島・竹島の魚類」

2013年04月17日 | 採集

 屋久島を調査し、二年前に図鑑「Fishes of Yakushima Island」を発行している。その後、鹿児島県三島村を調査し、今回はその第二弾、図鑑「鹿児島県三島村ー硫黄島・竹島の魚類」が発行された。その図鑑を今日頂いた。私も数種を執筆させて頂く。今回はこの図鑑で新しく4種(イトヒキコハクハナダイ、ヒマワリスズメダイ、ヒスイスズメダイ、カメレオンタナバタメギス)の標準和名が提唱された。屋久島の図鑑は英文だった為内容を全て把握することはできないが、今回は全て和文なので時間を掛けて隅々まで読むことができる。前回の屋久島の図鑑もそうであったが、今回も一般に販売はされない。だが、無料でインターネットを通じ、電子版をダウンロードすることが出来る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魚ボラ歓送迎会

2013年04月17日 | 魚ボラ

 この時期になると出会いがあるが、その半面別れもある。今日は魚ボラの歓送迎会があり、運良く他の予定が無いので参加することができた。今回は2名が就職することになり魚ボラを後にする。うち1名は地元漁連に就職という事で、別な場所で会ったり、一緒に仕事をする事があるかもしれない。この2名には大変にお世話になり、とても寂しい思いである。魚ボラとしても痛手であろう。とにかくおふたりには今後も自分の進む道で頑張ってもらいたい。また、新しい顔が3名。そのうち1名は韓国の方である。今後新たにお世話になるであろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネンブツダイ下関へ

2013年04月16日 | 水族館



 最近は定置網で連日ネンブツダイがたくさん獲れている。だが、養殖魚用の餌にしかならず利用価値が無い。ところが都合良くしものせき水族館からネンブツダイの注文が入る。本日活魚車で受け取りに来ることになっている。これだけ連日獲れていれば当日獲れたものを活かせばよいのだが、漁模様というものは一日でガラっと変わることがある。遠い所からわざわざ来てもらうので、当日獲れなかったでは済まされない。普段だと生簀に活かしておくのだが生簀の鋼管台が壊れていて使えない。という事で前日にある程度本船に活かしておいた。ところが今朝本船に来ると全滅に近い状況であり当日勝負となってしまい焦る。でも網を起こすとネンブツダイは大漁であり注文数を活かして帰港する。だが、今日はブリも大漁で水揚げ中に、ブリの血が混ざった海水がネンブツダイを泳がせている活け間にも入り込んでしまう。その為、水が汚れ魚の状態も悪化したのではないかと思う。ネンブツダイの数は揃ったものの、その後の扱いを誤り水族館へは悪いことをしてしまう。この教訓を今後に生かさねばならない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカ・シロシュモクザメ

2013年04月15日 | 定置網

 今日は定置網で小・中型のシュモクザメが獲れる。うちの定置網ではシロシュモクザメは小さな個体は獲れたことが無く、逆にアカシュモクザメは小さな個体が大量に獲れる事がある。また、アカ・シロ両種が同時に獲れる時は、アカシュモクザメは小さな個体ばかりで数が多く、シロシュモクザメは大きな個体で数が少ないというパターンである。ところが今日は同じサイズでアカ・シロ両種が獲れる。うちの定置網では初めての事である。初めての事で自分としてはちょっと驚くが、他の人からしてみればいつもの光景のようである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボロカサゴ

2013年04月08日 | 定置網

 今日は定置網でボロカサゴが入網。見つけ次第急いで掬いあげ、取りあえずは活かしておく。ボロカサゴは今までにも数個体獲れたことがあり、標本は確保済み。この個体をどうするか考える。ボロカサゴは皮弁が多く、標本写真を撮ると見栄えが良い。また、カラーバリエーションがありいろいろな体色を写真に収めたいとも思っている。だが、今回の個体の体色は既に撮影済み。家の水槽でも飼ってみたいが、とりあえずこのまま活かしておき、今度水族館が来た時にでも必要であれば渡そうかと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

異常な数のネンブツダイ

2013年04月05日 | 定置網

 最近は定置網でネンブツダイがたくさん入る。例年だと直ぐに数が減るのだが、今年は毎日異常なくらいたくさん獲れている。もちろん水揚げされることはないので獲れると迷惑であるが、今年は養殖魚用の餌の値段が高いこともあり、餌として水揚げできるので助かるところである。このネンブツダイいつまで続くのであろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オナガシマガツオ

2013年04月04日 | 定置網
 今日は定置網で小さなシマガツオが1個体獲れ、標本用に確保する。この魚、検索図鑑ではオナガシマガツオと同定できるが、幼稚魚しか知られていない為、分類学的に混乱している模様。この魚、数は少ないが毎年獲れていて、以前には生きた状態で確保し、水族館にも搬出している。幼稚魚しか知られていないので、水族館で飼育して成長を観察できれば謎も解明できるが、飼育の方も困難な魚みたいである。我々が水族館用に個体数多く確保できれば、飼育方法もそのうち解明され、この魚の成魚を見ることができるようになると思われるが、果てしなく遠い道のりのようでもある。
*後日、魚ボラでヒメシマガツオと同定されました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする