お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

今年初の夜間採集

2018年01月06日 | 採集
 年が明け、最初の土曜日。まだ寒く海水温も低いので期待はできないが、やはり気になるので港へ夜間採集へ行く。無風で海の透明度も良く、海中が良く見える。だがその反面、魚影が薄く面白い魚が見つかる気配がしない。寒いので早めに切り上げようと急いで海中を見て回る。するとヨウジウオを1個体見つけ採集。現場では暗く種まではわからない。その後、懐中電灯を海中に照らすと透明なものがヒラヒラと泳いでいるのでタモ網で掬いあげる。すると、カレイ目の稚魚である。そのほかイソギンポの幼魚やカサゴの稚魚などを採集。寒いのでず撤収する。家に帰りヨウジウオを見ると2年前に同じ時期に採集したことがあるホシヨウジのようである。カレイ目の稚魚も以前に採集したことがある種と思われる。明日の予定がないのでカレイ目の稚魚が綺麗なうちに写真を撮ってから就寝。




ホシヨウジ



カレイ目稚魚

コメント (4)
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ギリギリセーフ タマカイ

2018年01月04日 | 市場
 あけましておめでとうございます。今年も一年お付き合いの程よろしくお願い致します。
今日が今年の定置網漁の初漁となる。サワラにサバが主体の漁模様でそのほかブリやマアジなどが獲れる。今年一発目の面白い魚がいないかと期待したが見つけられなかった。市場内を散策していると後から水揚げに来た定置網の人から変わった色をしたハタは何かと聞かれる。活魚なので活魚槽を覗きに行くがそれらしきハタは見つからない。既に入札が終わっているので諦めかけた瞬間、仲買人がトラックに大きなハタを積み込もうとしているところを発見。急いでその場所へ行き、魚を見せてもらう。驚くことにタマカイである。あと数秒気付くのが遅れていたら見る事すらできなかった。タマカイは今までに一度だけお隣の定置網に入網したことがあり、ここの市場では二例目である。仲買人に珍しいハタだと伝え、忙しい中写真だけ撮らせてもらう。標本用には確保できないが、写真に収め、一応記録だけは残す事が出来た。年明け早々珍しい魚に出会え、今年も珍しい魚に期待してしまう。
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