今日は市場内を散策していると、鮮魚としては売り物にならない雑魚の中に探していた魚を見つける。ウメイロである。ウメイロは青い下地に黄色いラインが入っているような体色をしていて綺麗な為、以前から写真を撮りたかった魚である。鹿児島では決して珍しい魚ではないが、大きな個体ばかりしか獲れなく、標本用に確保したこともない。今回の個体はその若魚で撮影用の水槽にも入るサイズである。雑魚とは言え、売り物である。値が安いので購入すれば良いのだが、この個体は100グラムも無い。キロ単価10円の雑魚となると1円にも満たなく、伝票等で漁協から面倒くさがれる。だが、ウメイロを確保するチャンスであり、どうしようかと欲しそうな目で見ていると、漁協職員から「持って行っていいよ」と声を掛けられる。この一声で問題解決。遠慮無く頂き、標本用に確保する。持ち帰り写真を撮るがいまいちパッとしない。雑魚という事で氷も打って無く、鮮度が悪いのか青色が薄い。また鱗も剥げ掛っていてウメイロの綺麗さが表現されない写真となってしまう。やはり大きな鮮度の良い個体で写真を撮らなければ駄目である。
今日は市場内を散策していると、鮮魚としては売り物にならない雑魚の中に探していた魚を見つける。ウメイロである。ウメイロは青い下地に黄色いラインが入っているような体色をしていて綺麗な為、以前から写真を撮りたかった魚である。鹿児島では決して珍しい魚ではないが、大きな個体ばかりしか獲れなく、標本用に確保したこともない。今回の個体はその若魚で撮影用の水槽にも入るサイズである。雑魚とは言え、売り物である。値が安いので購入すれば良いのだが、この個体は100グラムも無い。キロ単価10円の雑魚となると1円にも満たなく、伝票等で漁協から面倒くさがれる。だが、ウメイロを確保するチャンスであり、どうしようかと欲しそうな目で見ていると、漁協職員から「持って行っていいよ」と声を掛けられる。この一声で問題解決。遠慮無く頂き、標本用に確保する。持ち帰り写真を撮るがいまいちパッとしない。雑魚という事で氷も打って無く、鮮度が悪いのか青色が薄い。また鱗も剥げ掛っていてウメイロの綺麗さが表現されない写真となってしまう。やはり大きな鮮度の良い個体で写真を撮らなければ駄目である。
今日は昼食後、自分の携帯電話に漁協の職員から着信が入っているのに気付く。電話すると珍しいアジの水揚げがあり、私に取って置いてくれているとの事。聞くと黒くてメアジに似ているらしく、ひょっとして宮崎で捕れた初記録種だろうかと思いながら受け取りに行く。魚を見るとそのアジではなさそう。そのアジは側線がマアジのように極端に曲がっているが、この個体はそうでもない。見た目ではメアジであるが、黒くて大きく全長で30センチ程ある。持ち帰り調べると形態的にはメアジのようであり、ちょっとがっかり。だが、吻端から背面にかけて黒く、腹鰭を除く各鰭も黒い。黒バックではわかり難いので今回は白バック。だが、それでもこの魚の黒さがあまり表現されていない感じである。やはり写真で本来の色を出すのは難しい。この個体は黒い色素が非常に多く現れた、メアジの色彩異常個体ではないだろうか。いままでに数種の色彩異常個体を見ているが、みんなそれによって色彩が綺麗であったが、今回は逆効果。黒い色素だけが増えれば仕方ないか。
今日は仕事終了後、日没まで数時間しかないが貝採りに行く。連日雨続きであったが、港の中は透明度が良かったので決断する。ところが海に入ると濁りがある。場所によってかなり違うみたい。時間もなかったので貝採りはある程度で終了し、浅場で魚の採集に切り替える。以前から気になっていたサンゴ周りにいる小さなハゼ類を探す。サンゴの中から小さなハゼ類を追い出そうとすると、テンジクダイの仲間が出てきたのでついでに採集。見ると自分では採集したことのない種であり、その場ではシボリでは思う。持ち帰り撮影。ネットで見るとシボリは各鰭に模様が入っていて違う感じ。となるとタイワンマトイシモチかなとさらに調べるが全く違う。結局は検索図鑑でしっかり調べる。するとナハマトイシモチではないだろうか。ナハマトイシモチとはその存在すら知らなかった魚である。さらに検索図鑑によると今回の個体は体側に暗色小斑のない無斑型となり、こちらは稀となっている。ナハマトイシモチではあるが分布は和歌山以南となっているので分布域ではある。でも自分の同定に不安が過ぎる。魚ボラのメンバーにアポゴンY君がいる。結局同定はいつものように魚ボラに任せよう。
*後日、魚ボラでナハマトイシモチと同定されました。