年々数が減って来ているシッポウフグであるが、先月の終わりから立て続けに姿を見せ、活魚として5個体確保する。うち1個体は胸鰭がスレており状態が良くないが、4個体は見た目にも綺麗な状態で泳いでいる。と言う事で、しものせき水族館海響館に連絡する。すると欲しいという事で今日引き取りに来る。だが、昨日更に1個体死んでおり、その個体は胸鰭がスレていた個体ではないので、これで3個体となってしまう。小さなフグ3個体ではあるが、4トン活魚車の新車で遠く下関から来るという事で恐縮してしまう。大きな活魚車で来るので何かほかに積んで帰る魚がいないか今朝の定置網漁で探そうと思っていたのだが、生憎時化で出漁出来ず。結局小さなフグ3個体を4トンの活魚車で運ぶことになる。水族館が到着し、活魚車にシッポウフグを積み込む。気を使ってくれたのか、海水も下関から積んで来たそうで益々恐縮。せめて来る時くらいは空にして少しでも軽い状態で走って来てくれれば良かったのだが。職員の方に聞くと朝3時に出発して来たという事で片道6時間掛ったそうである。滞在時間30分程で再び下関へ6時間。シッポウフグ3個体に対して往復12時間以上も掛けるので、それなりの成果があって欲しい。
シッポウフグ