お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

久しぶりの素潜り採集

2015年09月30日 | 採集
 今日は仕事が終わってから久しぶりの素潜り採集に行く。貝採りが明日から禁漁になるので最後に貝採りも兼ねて行う。時期的には色々な魚が出てきている頃と思っていたが、潜ってみると意外とトロピカルな魚は少ない。探しまわっていると見た事の無い魚を発見し採集。ヒメタマガシラの幼魚である。泳いでいる時は高校の頃家で飼っていたアピストグラマかと思う程良く似ていた。これは初採集となる。その後もチョウチョウウオ類の幼魚の群れの中にこれまた初めて見るチョウチョウウオを発見し採集。家に帰り調べるとアミチョウチョウウオの幼魚であり、これも初採集。その後は目ぼしい魚は見つからず、自分で種のわからないブダイ類の幼魚を採集し終了。序でにおかず用にアカハタにカサゴも採集。






ヒメタマガシラ幼魚



アミチョウチョウウオ幼魚



テンクロスジギンポ


ブダイ科幼魚

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バショウカジキ調査再開

2015年09月29日 | 定置網
 今日からまたバショウカジキ調査が再開。台湾の海洋大学に長崎大学が乗船。先週はバショウカジキ計6本の入網があったので、今度は期待できそう。だが、今朝はバショウカジキの姿なし。漁を終え、港に帰ると市場には漁協定置が水揚げしたバショウカジキが1本並んでいる。

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夜間採集 遠征

2015年09月26日 | 採集
 今日はいつものように港へ夜間採集に行く。いつも採集を行う港は港内に溜まった砂の掘削を数日前に終えたばかりで、海底を掘り起こした影響で何か変わったものがいないかと期待して挑む。だが、港に着くと港内はまだ濁りが残っていて海中の様子が見辛く、魚もいない様子。という事で別の港へ移動する。


港を移動したものの、いつもと違う為か勝手が悪く、魚を探し辛い。そんな中でテンジクダイ科の幼魚を見つける。まだ見た事無い種と思われるが、小さ過ぎてわからない。冷凍して魚ボラの標本として保存。あとは魚ボラでの判断となる。



*後日、魚ボラでオグロテンジクダイと同定されました。
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バショウカジキ到来

2015年09月26日 | 定置網
 先週はバショウカジキ調査が獲れる事なく終わり残念であったが、今週は数日前に1本、そして今朝は1度に5本も入網。調査が終わった途端にバショウカジキの入網とは、やはり自然相手となるとこれが現実である。潮や海水温、天候等も影響するのだろうが、やはりタイミングであろう。

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バショウカジキ調査最終日

2015年09月18日 | 定置網
 4日間行われるバショウカジキ調査も今日が最終日。この3日間バショウカジキの姿は無い。今朝は漁場へ行くと潮が速く、網を起こすことすらできず潮が止まるまで待機する。その後、潮が止まり網を起こすがこの速い潮の後ではやはりバショウカジキの姿は無く終わる。この調査団の人達の都合上、水揚げ後にもう一度ラストチャンスと言う事で昼前にも定置網漁に出る。だがやはりバショウカジキの姿は無く、これで調査終了となる。生きたバショウカジキにタグを取り付け再放流するのがどのように行われるのか見てみたかったので残念である。


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バショウカジキ調査

2015年09月15日 | 定置網
 今日から定置網漁でバショウカジキ調査が行われる。この調査は定置網に入網するバショウカジキを生きた状態で担架で確保し、発信器を取り付け再び放流し、回遊経路を調べるという趣旨である。この調査は台湾の海洋大学、長崎大学、そして鹿児島大学が共同で行い、今日から定置網漁に乗船同行する。今日の定置網漁ではバショウカジキの姿は無く終了。これから4日間調査は続く予定である。

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やっぱりコンゴウテンジクダイ

2015年09月15日 | 定置網
 今日は定置網で大きなテンジクダイ科の魚が獲れる。コンゴウテンジクダイである。このコンゴウテンジクダイは先月の終わりに日本初記録種として発表されたばかりで、私のブログでも紹介したばかりである。今まで獲れた・確保したアオスジテンジクダイが全てコンゴウテンジクダイとなってしまったので、今度はアオスジテンジクダイを獲りたい・確保したいところではあるが、そうはうまくはいかないもんである。
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久しぶりのご対面‼ さかなクン

2015年09月05日 | 日記
 今日は仕事終了後、「錦江湾 潮風フェスタ」へ行く。その目的はさかなクンに会う事。実は昨年もこのイベントにさかなクンが出演する予定であった。ところが台風でイベント自体が中止となり今年が初開催となる。このイベントでさかなクンスペシャルトークショーが行われる。今回はこのトークショーをただ見に行くだけではなく、うちの定置網会社の社長もこのトークショーに出演することになり、楽屋でさかなクンに会わせてくれる事となる。会場はかごしま水族館。水族館に入ったもののさかなクンは休憩中で直ぐに会うことはできず、そのままトークショーが始まる。トークショー終了後に楽屋へ呼ばれ、さかなクンとご対面。テレビの取材でさかなクンがうちの定置網船に乗船した(ブログ2008 4.22)のがもう8年も前の事。それ以来久しぶりのご対面となる。だが、忙しいさかなクンは今回もトークショー後直ぐに飛行機で東京へ帰るとの事で、急いで少し話をしただけで、ツーショット写真を撮ってもらい終わる。その後、さかなクンはそのままタクシーに乗り込み空港へと向かう。帰り際に名刺を頂く。その名刺にはさかなクンのメッセージが入っていました。今度いつの日かゆっくりとさかなクンと魚談義をしたいものだ。また逢う日まで。


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コンゴウテンジクダイ

2015年09月04日 | 日記
 今朝、いつものように新聞を見るとコンゴウテンジクダイの記事が載っている。先月終わりに日本動物分類学会誌の発行により標準和名「コンゴウテンジクダイ」が提唱された。これは以前から魚ボラの学生が言っていた事で、アオスジテンジクダイの中に尾柄部の黒色の帯が直線ではなく、丸まっている個体がいると教えられていた。しかも私が今までに標本登録したアオスジテンジクダイが全てこれに当たると言う。さらに私が今まで写真に収めたアオスジテンジクダイも全てこちらであった。ようやく論文が投稿され2種に分かれる。でも、これでここで得られた個体は全てコンゴウテンジクダイとなり、アオスジテンジクダイは未採集となる。これから注意深くアオスジテンジクダイを探さなければならない。
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