今日は定置網漁を終え、帰港すると、先に入港していた漁協定置網の水揚げに人だかりが。水揚げ作業をしながら人伝えに話を聞くと50キロ近くある大きなゴマアラとの事。ゴマアラとはここではチャイロマルハタやヤイトハタなど体側に黒点が散在するハタ類の事である。気になるので水揚げ作業の合間に見に行くと、活魚水槽には入らず1トンタンクに入れられており、腹を上にして浮いている。だが見ると体色は茶色っぽいがチャイロマルハタやヤイトハタとは違う感じに見える。ひっくり返っているので背の方を見ようとひっくり返そうとすると暴れ出し、合羽は着ているものの水を飛ばし、ずぶ濡れになりそうな感じ。結局ひっくり返すことはできなかったが、見た感じタマカイのような感じである。持っていたカメラを水槽の中に入れ背の方の写真を撮り、見てみるとやはり背の方にタマカイの模様が確認できた。タマカイは珍しく、一昨年の年明け(ブログ 2018年1月4日)以来の水揚げでこの市場では3例目となる。珍しいので魚体の真横からの写真を撮りたいが、水槽から出す訳にはいかず、入札まではまだ時間がある。入札後に仲買がそのままの状態で運んでしまうかもしれないので、入札が終わるのを待たずに今回写真を撮るのは諦める。勿論魚ボラの標本用に確保する事なんて、とてもじゃないけど考えもしない。
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