今日の定置網で4種目(最後)の幼魚。選別作業中、うちの従業員が見つける。これまた見たことのない幼魚であるが、この顔つきに大きな胸鰭、どこかで見たような気もする。持ち帰るが図鑑で調べても分からないだろうなと思い、同定は魚ボラに任せる。写真を撮るため背鰭を立てると長い棘が何本もある。このような背鰭とは展鰭するまで気付かなかった。こうなるとハオコゼ科が思いつく。魚ボラの先生が得意な分野かなと思うもフサカサゴ科ではないのでどうだろう。自分で調べるが幼魚ということもあり結局は同定できない。余計なことはせず、魚ボラの標本用に冷凍保存する。
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*Nature of Kagoshima Vol. 38, Mar. 2012でヤマヒメの幼魚として記載されましたが誤同定とわかり、ヒレナガハチオコゼの幼魚と再同定されました。
ヒレナガハチオコゼNeocentropogon trimaculatus Chen, 1966に再同定されたそうです。
ありがとうございます。
Sirikanya Chungthanawong · Hiroyuki Motomura
ヒレナガハチオコゼ?