お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

カナフグ

2008年04月08日 | 定置網

 今日は水揚げ後、市場内を覗く。すると小さなカナフグが1個体水揚げされたものの捨てられていた。カナフグは肝臓に強毒があるものもいるらしく、ここの市場では扱っていない。定置網で捕れるカナフグは3キロ以上もある大きな個体ばかりであり、標本用には不向きでまだ数個体しか標本登録していない。ここまで小さなカナフグは見たことがなく、魚ボラ用の標本には最適なサイズなので頂き確保する。カナフグはシロサバフグやドクサバフグによく似るが、体背面に小棘が無く、鰓孔が黒いので容易に区別が付く。肝臓に強毒があるというが身は無毒であり、昔は自分も食べたことがある。だがその頃は肝臓に毒があることを知らなかった。シロサバフグの肝臓は美味しくいつも一緒に食べるのだが、カナフグを食べた時も肝臓を食べたような気がするが定かではない。今では美味しそうに見えるカナフグではあるが毒を知ってからは食べていない。明日は魚ボラの日であるが所用で参加できない為、写真撮影後冷凍保存する。
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