お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

リュウグウノツカイ

2008年05月23日 | 定置網

 今日はもう一種。水揚げが終わると他の定置網の人に「これいらない」と魚を渡される。見るとリュウグウノツカイであった。フリソデウオ科魚類ではないが同じアカマンボウ目の魚である。定置網で捕れ、生かして持ち帰ってきたのだが、入れていたタンクから飛び出して死んでしまったとの事であった。体表は擦れているがまだ模様は分かる。ところが尾部が欠落していた。無くなっている尾部を探そうと頂いた人に聞くも、いつ無くなったのかは分からないとの事。リュウグウノツカイはとても丁寧に扱わないと体が簡単に折れてしまう。この個体も掬った時に折れたのか、飛び出した時に折れてしまったのか、それとも見つけた時には既に無かった事も考えられる。尾部が無いにしろ貴重な標本となるので魚ボラ用に冷凍保存する。いつの日か綺麗な完全な個体を採集してみたいと思う。
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