もう日付が日曜日になってしまったが、今日も土曜日の晩恒例の夜間採集を行う。前回が3日だったので今週2回目となる。例年は今の時期はまだ海水温が低いうえ、気温も低く寒いので頻繁には行わなかったのだが、今年は色々と稚魚を押さえたいので今の時期から積極的に行う。だが、現場に着くとボラの稚魚の群れがあちこちで確認できるだけで魚の気配が無い。前回カゴカキダイの稚魚を採集し撮影したのだが、稚魚とは言えその写真は成魚の形に近いものであった為、先ずはカゴカキダイの稚魚の群れを見つけ、その中から1番小さな個体を採集する。その後、水面を小さな黒い塊が動いているのが目に付く。よく観察すると大きな胸鰭を動かし一生懸命に泳いでいる感じである。見た事無いので採集する。現場ではフサカサゴ科の稚魚かなと思うが、持ち帰り明るい所でよく見ると体が細長くホウボウ科の稚魚のように思う。写真を撮り、ようやく大きな画像で魚の全貌を見ることができ、ホウボウの稚魚のように思える。そのほかこんな時期にシイラの稚魚も採集する。全て魚ボラの標本用に確保するが、小さ過ぎて嫌がられそうである。
ホウボウ?の稚魚
シイラの稚魚
カゴカキダイの稚魚
ムツの稚魚
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