テレビで奈良の仏像を見て、「あぁ、奈良へ行きたい。」。
始発電車に乗り、早朝の大仏殿へ向かっていると鹿が道路へ出て来ました。
危ない!と、ひやひやしていたら、車も慣れたもので、停まって待ってくれました。
信号が赤で、車が停まったのではありません。
鹿は、ゆうゆうと・・・ではないですね。
びびりながら渡りきりました。
やれやれ。
広々とした芝生の向こうにそびえる大仏殿。
この眺めが大好きです。
2度、兵火に焼かれ、今のは1709年に建ったものです。
8時前だというのに、早くも修学旅行生の一団が・・・。
大仏殿の内部は、三脚を使用しなければ、自由に写真が撮れます。
寺院では、珍しいですね。
誰もが一度はくぐった事のある柱。
くぐった所で、「いぇー!」と、みんなポーズをとっています。
これじゃ、なかなか順番が回ってきません。
久しぶりに、くぐってみたかったのですが、あきらめました。
この柱下部の鉄の輪ですが、大仏殿の全ての柱に4~5本取り付けられています。
これは、明治の大補修の際、イギリス人技師の発案で、柱の補強の為に取り付けられたそうです。
上部を支えるだけの強度がなかったのと、1本の木の柱ではなく、何枚かはぎ合わせた柱だからでしょう。
このワッカ、なんでも、そのイギリス人は、ウィスキーの樽から発想したらしいです。
これだけでなく、屋根にも鉄骨のトラスが架けられているとか・・・。
久しぶりに、法華堂(三月堂)の不空絹索観音を拝観し、お水取りが行われる二月堂へ登ろうかなぁ・・・と、
思いましたが、修学旅行生で大賑わい。
見学はやめました。
下でカメラを構える先生に「先生、もう1枚お願いしますぅ。」と、舞台の上から生徒が叫んでいます。
はぁ、今時の先生も大変ですねぇ。
二月堂から大好きな裏道を通って正倉院へ向かいます。