串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

今年もねぶたへ-6(角館の昼食)

2009年08月13日 | 旅-東北

角館へやってきました。

観光をする気はないのですが、どこかで昼食を・・・と、
探していると、ありました!
以前から気になっていた百穂苑(ひゃくすいえん)が。

ここだったのか・・・。
手前にある蕎麦屋で食べるつもりだったんですが、
急遽「百穂苑」で昼食とします。

マタギの親方の家だったのを当地に移築されたとの事。

太い梁、天井は葦でふかれている。
何百年前の建物だろうか?
葦といわれても、それは、まるで木の細い
枝のように堅くなっていた。

ツアーの団体予約が入っていて、ほとんどの席が予約席。

入り口に近いテーブルに座り、時間もまだ早いので
客はわれわれだけ。

イラン人の女将さんが、食事が出来るまで
館内を見て下さいと・・・。

館内にかかる絵は、あぶら絵ではない。
女将が特注されたペルシャ絨毯の絵。

近くでよく見れば、毛足は短く切りそろえられ
確かに絨毯だ。

鮮やかな色合いと、緻密な織りに目をみはる。

ほとんどが定食で単品の料理はない。

一番安い(2100円)定食を注文。

出てきたのは、桜のお盆に陶器の三段重。
涼しげなガラス皿の小鉢x3。
しょっつるの貝焼き小鍋。
左手前は、柔らかいいぶりがっこ。

三段重の一つには、名物栗おこわ。
たっぷりな量だったが、味は、小布施の竹風堂の方かな?

ごぼう、人参など野菜たっぷりの煮こごりは、おいしかった。

身欠ニシンも柔らかく炊いてあり、私のよりは数段うまい。

小鉢はきゅうりもみ、きのこの炊き合わせなど・・・。
秋田の郷土料理を満喫できてうれしかった。

以前、強首温泉「樅峰苑」でも珍しい秋田の郷土料理を
頂いた事があり、秋田には独特の食文化があるんだなぁ。

味付けも、関西人でもそう塩辛いとは思わなかった。

店内に多くの貼紙がされている「コーヒー」を食後に頼んだ。

女将自らが選んだコーヒーは、ハワイコナをベースに
数種の豆をブレンドしたもので、一見すると
深煎りの濃いコーヒーに見えるが
飲んでみると、紅茶とコーヒーの中間のような
不思議な味がし、思わずお替りがしたくなった。

コーヒーと一緒に不思議なモノが付いてきた。

一つは、なつめやしの実を乾燥させ、軽くあぶったもので甘い。
干し柿を少し温めたような感じ・・・かな?

もう一つは、イランのヌガー。

ちょっとぼけた写真ですが・・・。
まわりは、薄いキャラメルでコーティング。
ぱりっと噛めば、中は、クッキー生地のようなもので、これがヌガー?

パッケージは↑。
もっと食べたい。
輸入食品を扱っている店で探してみようか。

はぁ、おいしくて珍しいものを食べさせていただきました。

以前、角館の料亭「いなほ」さんでも
珍しい秋田料理を食べ多いに満足した事がある。

角館は、枝垂れ桜、武家屋敷、街並み・・・見所いっぱい。
その上、食もなかなかいい。

桜の頃は混雑するだろうけど、季節を変えて
又、行ってみたいと思う。