見てもらいたい人がいるので、帰途に立ち寄った
鳥海山の獅子ケ鼻湿原を先にアップします。
鳥海山の秋田県側、県道58号線沿いにある
中島台レクリエーションの森にやってきました。
駐車場に車を停め、ハイキングの準備をし
トイレに向かうと、そこには長い行列が・・・。
ツアーご一行様でした。
最近、ここを組み込んだツアーをよく見かけます。
さぁ、出発。
ずっと木道が続いています。
天気は良いのですが、湿度が高くて苦しいです。
ブナの奇形巨木が多く見られ、国の天然記念物に
指定されている森を歩きます。
コブが出来たり、曲がっているのは、
雪の上から出た枝を炭焼き用に伐採したから・・・。
これも一因のようですが、はっきり分かってないようです。
歩く事40分ほどで分岐にさしかかります。
ブナの巨木「あがりこ大王」へは、余力があれば
行こうという事で、獅子ケ鼻湿原の方へ向かいました。
結果的には、力尽きて「あがりこ大王」は
見ずに帰ってきました。
「出つぼ」という、突然水が湧いている湧水池にやってきました。
写真左下の方に落ち葉が堆積しているのですが、
その下から突如水が湧き出しています。
この水は、鳥海山頂上の溶岩の末端からやってくるようです。
ツアーの人達は、この「出つぼ」の方へは
時間がなくてやってきません。
「出つぼ」の回りは、踏み荒らされて自然環境が
変わってきたようで、この水のそばには近寄れません。
飲んでみたかったんですが。
ここから、ゴツゴツした苔むした石の上を歩いて行く
のですが、軟弱な私にはかなりキツイです。
「出つぼ」や他から湧き出した水が集まってくる所に出ました。
この水は、東北電力が発電用に利用しているようです。
ふと、砂漠が頭に浮かびました。
砂漠、水を買う人々、汚い水を飲まなければいけない人々・・・。
この水が、そんなところに供給されればいいのに。
日本の豊かな自然を大切にしなければ・・・。
そんな気持ちになりました。
いよいよ鳥海マリモとご対面。
阿寒湖のマリモのように丸くはならないんです。
モミジの木もたくさんあり、秋にはブナ、モミジ・・・
紅葉がきれいでしょう。
約2時間30分の森林浴を楽しみ、マイナスイオンも
たくさん浴びました。
歩きやすい靴なら小さな子供でも歩けるコースです。
私達のように「出つぼ」へ行かずに、鳥海マリモだけを
見るなら2時間もかからないでしょう。
汗だくになって降りてきました。
これから、湯田川温泉の今宵の宿「九兵衛」に向かいます。