串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
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湯快館花やしきの食事

2016年03月18日 | 宿-中国・四国

夕食は18:00~、19:00~と選べるが、我が家はいつも早い時間。

食事は朝・夕共に2階椅子席の食事処さくらで。 

期待して席に着いたが、期待以上かもしれない。 

小鍋は よくばり鍋といって、手前で牛ステーキ、フタを開けて海鮮鍋と2つの料理が楽しめる。

こんな鍋は、初めてお目にかかる。

前菜の豪華さに目を奪われ、どれから食べようか?マナー違反の迷い箸。 

蛍イカにはぴりっと辛子の効いた酢味噌。

お雛様にみたてた、イカとサーモンの手毬寿司。

えび磯辺、卵黄西京漬け、高野豆腐に菜種添え、長芋真薯、松風、蟹カステラ、小鉢は蟹温州和え・・・。

蛍イカの器の陰に、アスパラベーコン巻きと大きいカキの生姜煮。

カキ、そう好きじゃないけど、しっかり味がついたこれはおいしかった。

珍しい卵黄の西京味噌漬け、これもおいしかった~。

今まで泊まった宿の中でも、これだけ多種を揃えた前菜は見た事がないと思う。

20年以上も花やしきで料理を作り続けておられる浜子益史 料理長。

 先附は卵豆腐の揚げ出し。

卵豆腐やゴマ豆腐は、先附としてよく出て来るが、もうひと手間かけた揚げ出しとは珍しい。

上に筍が乗り、かつお節の香りが食欲をそそる。

 造りは、サワラ、カンパチ、よこわにホタテ。

 よくばり鍋で作る海鮮鍋の具材。

魚介類はさっと湯どうしされた丁寧な作業に感心した。

カニ脚、蓮根、ふきのとう、それに うど菜という初めて聞く、食べる野菜の天ぷら。 

うど菜・・・三つ葉やセリなどに似た野菜で、独特の香りがある。

美作辺りで一番早く出る山菜らしい。

美作の道の駅で売っていたので買って帰った。

 ブリの塩焼きだが、洋風にしたててある。

ポン酢のようなタレをかけて頂く。

 鯛の飯(いい)蒸し。

う~ん、驚いた。

飯(いい)は、関西風桜餅の餅。

その上に鯛を乗せて蒸しあげてある。

目と舌で春を感じる逸品。

もう、ご飯は食べられないので、お汁と漬物だけを頂いた。

吸い物は若竹汁。

タケノコたっぷり、わかめも肉厚、〆までおいしい。 

デザートは抹茶ムースだが、固くてアイスクリーム状態。

私達の食べるペースが、仲居さんが思っているよりずっと早かったようで、解凍が間に合いませんでした。

朝の食事処さくら。

泊まった日は全室満室だったが、団体さんが入っていたようで、左手には、その方たちの席が。

職場の慰安旅行かな?と、思ったが、ご近所さんの集まりらしい。

この宿を選ぶなんて幹事さんできるなぁ!

さて、朝食はこれも一番早い7:30~にしてもらった。 

前回とそう変わりはない。

 お漬物は自家製みたい。

お粥に合う、金山寺味噌、海苔の佃煮、それにきのこみそ。

 小鉢にイカ刺、ちりめん山椒。

 写真では分かりにくいが、豆腐は真っ白ではなく、ピンク色のさくら豆腐。

            

    

         

残念だったのは、温泉粥が前回程おいしいと思えなかった事。

    もう少しあっさり炊きあがっていればいいのに、どろっとし過ぎ。

    宿泊客が多く、大量に作られたせいかなぁ・・・と、勝手に判断。

                          食材もいいものを使い、手の込んだおいしい食事だった。

                                           建物は少々古いが、内湯も気持ち良いし、スタッフの人達も温かい。

      これで@12,960(オール込)とリーズナブル。

     我が家からは3時間もあれば湯原温泉に着く。

        おいしいものが食べたいなぁ・・・と、思えば 花やしき だわ。


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