いいお天気でした。波の高さは1.5~2mでベタ凪だという事。
ちなみに、波が6m以上になれば、運行中止。
リーダーさんの好きな、船のお風呂です。
風呂は、乗船日は消灯まで、翌日は8:00~18:00まで入れます。
外気にあたれるのは、この船尾にあるオープンデッキだけ。
高速運行なので、安全の為、客室の両側は立ち入り禁止になっています。
16:30から乗組員による、サックスのショーが始まりました。
この方、趣味が高じて、乗客に聴かせる程の腕前になったとか。
テナーサックスとアルトサックスで数曲、時間は30分ほど。
終わると作業服に着替え、持ち場につかれました。
「夜霧よ今夜も有難う」の演奏に、数時間後到着する
小樽を思い浮かべながら聞き入ってました。
奥尻島が右手に見えだした頃、陽は傾きかけ、分厚いビロードの
ような雲の合間から陽光が放射状にさしこみ、実に美しかった。
こんな長い時間船上の人となったのは初めて。
たいくつするのではないだろうか・・・?と心配していたが、
たいくつどころか、もっと居たいと思わせる快適な船旅でした。
旅していて、こんなゆっくりした時間を持つ事がなかった私。
そして、いつもなら、眠気と戦いながら、ビールも呑めず、
ひたすら北を目指しハンドルを握る連れは、好きな時に
ビールを呑み、うつらうつら、ベットの中で1日を過ごしていました。
何と贅沢な旅の始まりなのでしょう。
「初め良ければ全て良し」
このことわざ通り、楽しい旅が続きますように・・・。