以前、一度立ち寄り入浴で14度の源泉に入った事がある寒の地獄温泉。
真夏だったが、30分間あの冷泉に浸かった体はダルマストーブでは温まらず、
ガチガチ震えながら、車は冷房から暖房に切り替え、泊まる予定の黒川温泉に向かった。
懐かしい思い出のある寒の地獄温泉、今日は泊まりで楽しもう。
九州らしく、黄と黒が基調の民芸風。
寒の地獄から流れ出した源泉の小川は白濁し、黄や緑の堆積物も。
部屋に案内されるとすでにフトンが敷かれていた。
そしてコタツ・・・8畳間で充分な広さなんだけど狭く感じる。
家でもコタツは使ってないし、足の踏み場もないような様子にちょっとゲンナリ。
そして照明が暗い。
広縁にはやまなみ荘と同じ椅子とテーブル。
洗面所はあるが、トイレは共同。
トイレ付きの部屋はない。
電気ポットはあるが冷蔵庫や金庫はない。
夏の間だけオープンする寒の地獄を見に行く。
7月~9月の間だけしか営業しない冷泉の寒の地獄。
今5月だから8ケ月程誰も入っていない浴槽にはきれいな青竹色の抽出物がたまり、
石の間から源泉が湧き出ている。
体を温めるダルマストーブも出番待ち。
浴槽とは別に源泉がじゃんじゃん出ていて、飲泉するように湯呑みが置いてある。
飲泉は胃腸に効果があるというので、ポリタンクに2本頂く。
寝起きにコップ1杯飲んでいるが、調子はいいみたい。
互久楽(ごくらく)湯と名づけられた温泉へ行く途中に、これまた、囲炉裏が切られたお休み処が。
囲炉裏で作った茹で卵は、宿泊客にふるまわれる。
男女交代になる大浴場と奥には貸切湯が3ケ所並ぶ。