串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

民宿 明治の食事

2016年05月21日 | 宿-北陸

 旅行中、昼食は軽食程度で済まし、宿の夕食に備えるので、夕食開始はたいがい18:00~を希望する。

昼食もしっかり食べれば、夕食は食べきれない。

完食を美徳とする古い人間だわ。

 食事はもう一方の10畳間で用意された。

 

造りは、カンパチ、アジ、甘エビ、甲イカ。

カンパチ、ぷりぷりアジ、ふにゃふにゃ。 

 

     
簡単な前菜と、小鉢はイカの塩辛、モズク酢。

 

ガザ海老のパスタ。

ガザ海老の甘味・旨味がスパゲティによくからまり、実においしかった。

                             

幻のガザ海老付き海鮮プランで予約していた。

ガザ海老は足が早いので、なかなか地元以外には出回らない海老。

これを食べられるという事で楽しみだった。

塩焼きが出てきたが、塩辛い~。

塩味だけが突出して、海老の甘さ、旨味が感じられない。

もったいない。

頭から尻尾まで全部食べられる・・・と、言われて、その通り食べたが、案外いけるものでした。

      

本日のサービスという事でお品書きにはないワカメのしゃぶしゃぶ。

結構な量があり、これだけでもお腹がふくれる。

やっと魚の煮つけが食べられる。
海辺の宿に泊まっても魚の煮つけだ出ない事が多い。
若い人は敬遠するからだろうか?

鯛の切り身とガザ海老の煮物だが、味付けが薄いのに驚く。

醤油と味醂少々で味付けされ、エビからもいい出しが出ておい  しい。
新鮮な素材だから、こういう味付けで素材の旨味が引き出せるのだろう。
私んちではこんな新鮮な魚は手に入らないから、こってり甘めに煮てしまう。   

                                            

少々、衣厚めのガザ海老のフライも丸ごと食べる。

                    

  味噌汁はアラ汁。
  たくわんに生姜が乗っている。

      糠漬けの古漬けキュウリでは、塩出しして、生姜で食べるが、それと同じで古漬けのたくわんらしい。

はぁ、満腹、おいしかった~。

隣の部屋に戻ると床が延べられていた。

枕、固くて高いが、掛け布団は合い物。

 夕方は涼しい風が入っていたが、ぴたりとやんだようで、少々寝苦しかった。

翌朝、朝食を食べている間に布団は片づけられていた。

ズラリおかずが並んだ朝食。 

ガザ海老の刺身。

朝、あがったのかな?

夕食までは鮮度が落ちてしまい、夕食の刺身には使えないのだろう。

ハタハタの干物もなかなかお目にかかれない大物。

これも中骨まで全部食べるのだろう、頭は落としてある。

今シーズン初物のナスビ。

きれいに仕上がった焼きナスはみずみずしくておいしかった。 

竹田の谷口屋の油アゲ が出た。

4月に枝垂れ桜を見た竹田の里の谷口屋。

買って帰ったが、我が家ではもっと身が詰まった厚揚げの方が好きで、これは不人気だった。

軽く焼かれたアゲに特製つゆをかけ、大根おろしで食べてみれば、これぐらいの量なら案外いける。

海藻たっぷりの味噌汁とビニールの小袋にはこの辺りの名産もみわかめが入っている。 

もみわかめはふりかけのようにご飯にかけて食べる。

そして、ご飯は2合炊きぐらいの電気炊飯器がそのまま登場。

昨夜もそうだった。

フタからしずくがご飯に落ちないようにラップがかぶせてある。

昨夜は、二人して1/4も食べられなかったが、今朝は半分は食べたかな。

ご飯、2合も要りません・・・と、次回泊まる時は言わなくちゃ。

 そして、たっぷりのモーニングコーヒー。

新鮮な魚をたくさん食べられて嬉しかった。

風情はない風呂だが、ちゃんと温泉だし、トイレも完備、部屋も広々。

少し歩けば景色の良い雄島で朝の散歩も楽しめる。

北陸新幹線で混みコミの金沢止まりにしないで、少し足を延ばして是非訪れてみてはいかが。

カニのシーズンになれば満室の日が多いけど、カニ食べに行こうかな。

お人に関して何も書いていなかった。

漁師のご主人、海に潜られる女将さん、それにお嬢さんのご家族で切り盛りしておられる様子。

女将さん、はにかみ屋かな?

ご主人、塩焼きの塩、控えめにお願いします。

配膳、布団敷き(多分)など、客の世話はお嬢さんの担当みたい。

お世話になりました。又、季節を変えて泊まらせて頂きます。


この記事についてブログを書く
« 民宿 明治 | トップ | 奥日光のズミとクリンソウ »

宿-北陸」カテゴリの最新記事