串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

御船山観光ホテル-3(食事)

2016年05月03日 | 宿-九州・沖縄

 御船山観光ホテルの食事は、朝・夕共に食事処で頂く。

2階にあるこの食事処は、部屋の並びで部屋を出て10歩も歩けば着く。

席は全てテーブル席で、隣のテーブルと隔てるモノはないし、あてがわれた席は真ん中で落ち着かない。 

 先附は桜花が乗った桜豆腐。

手前は、桜エビときゅうりの麹和え。

手の込んだ多彩な前菜。

グラスに入ったのは桜鯛の皮、横は汲み上げ湯葉。

左から新ゴボウのせんべい、焼き海老真薯にカラスミ、蓮子鯛俵焼き、ワラビと鶏松風、花餅も食べられる。

どれから食べようか?迷い箸。 

                

        造りの魚も活きているし、あまり好きではない私には丁度良い量。

         日本酒の品揃えはあまりよくないし、選んだ酒も高い。

 

 

 

 

              

                                                    お吸い物には新タマネギの輪切りが・・・。珍しいです。

        

 料理長お任せ会席ライトコースだったので、メインは若楠ポークのセイロ蒸し。

2段のセイロの下側には野菜が。

充分おいしくて満足だが、回りのテーブルを眺めると、違う種類の鍋がかかっていたり、じゅうじゅう肉を焼くいい臭いもする。

きっと、あのテーブルの人は、もっといいコースの食事なんだろうとひがんだり、これで充分と納得したり・・・。

       

             白玉・里芋の村雨羽二重蒸しにフキ添え。                   お凌ぎは茶そば。

                   

 パイシチューが出てきて

和食の中、唯一の洋風で目先が変わるし、好物なので嬉しかった。

少々甘いめの中身は佐賀牛と春野菜。

ごろごろとまではいかないが、牛肉もしっかり入っていた。

洒落た器には、蛍烏賊や菜の花コンニャクなどの酢の物。

もうお腹いっぱい。

ご飯やみそ汁はパス。

      

 

 

デザートがこれまたおいしくて。

オレンジババロアとカップの中は紅茶のクラッシュゼリー。

コーヒーは仲居さんが運んで来てくれた。

朝食も同じ席で。

窓際に座っている人たちは、もっとグレードの高い部屋に泊まっているんだろうなぁ・・・などと思いながら。

朝食のお品書き。 

 セルフです。

 

 お漬物もセルフ。

おつけものは要らないぐらい、おかずが豊富。

 

 

湯豆腐、個人的には要らないんだけどなぁ、定番だわ。

食事も、品数といい味付けも良く大満足。

これでオール込@10,850。

なんとコスパとホスピタリティの良い宿なんだろう。

宿の庭とも言うべき御船山楽園は季節毎に見応えがあるようで、紅葉の頃、又泊まりに行こうと思った。


御船山観光ホテル-2(風呂)

2016年05月02日 | 宿-九州・沖縄

大浴場 らかんの湯 は遠い~。

2階の部屋から階段を延々と下り、やっと到着。

風呂は24:00まで、朝は6:00~10:00まで。

男女が入れ替わる事はない。

浴用タオルは山積みに。

洗面所にアメニティは、ほとんどない、客室にまとめてるかな。

いやぁ~と思わず声が出た。

なんて美しい浴室だろうか。

床の(タイルのようだが)自然石だろう石がカラフル。

滑らないように刻みまで入ってる。

カランで使った汚水は、真ん中の排水溝にす~っと収まり、湯船の縁には汚水はいかない。

椅子とオケは、少々重たいが漆塗り。 

 湯船の底にもカラフルな石が敷かれている。

 内湯の奥のドアーから露天風呂へ。

 入浴目線で・・・。

湯は無色透明、無味無臭、循環のせいかややつるつる。

露天風呂は眺めが良い訳でもない一般的なものだが、露天風呂の湯の方が力強さを感じた。 

             

 風呂は遠いし、湯は循環だから何度も入りたいという訳ではないが、この内湯は美しくて癒やし効果があるんだろうか?
とても気に入った。

    これで源泉掛け流し、そしてこんなに歩かなくても風呂へ行けるのならどんなにいいだろう。
           
シャンプー類の他に洗顔せっけんも置かれていた。

2階のフロアーに湯上り処がある。 

     

 と、いう事でにがりを入れた冷水を頂いた。味に大きな変化はない。

別邸内庫所という、第11代佐賀藩主鍋島直大公の別邸として建てられた建物を移築した部屋が10部屋あり、
これらの部屋に宿泊すれば、貸切露天風呂が無料で使える。 

2ケ所あり、開いていたのでちょっと覗いてみた。

 色調を抑えたシックな風呂場に仕上がっている。

脱衣カゴの中にバスタオルと浴用タオルがセットされていた。

貸切風呂、あちこちで入っているが、こんなサービスは、初めてお目にかかる。

湯は循環だろうが、この貸切露天風呂に入ってみたい。

別邸内庫所の部屋でも宿泊料金はそう高くはない。

次回、泊まる時はこっちにしよう。


御船山観光ホテル-1

2016年05月01日 | 宿-九州・沖縄

2016.04.25  武雄温泉に宿泊。

温泉は源泉掛け流しでないと・・・と、こだわっているが、ここは目をつむって循環承知で御船山観光ホテルに投宿。

 宿に近づくと、御船山の中腹につつじの群落が見えてきた。

いいじゃないですか。

 御船山楽園の敷地内に観光ホテルがあり、同じ敷地内には高級宿の 御宿竹林亭 がある。

駐車場に入ると、すかさずスタッフが現れた。

荷物も整理しなくちゃいけないので、ほおっておいて欲しいんだが。

広々ロビー。 

 

ロビーで嬉野茶を頂く。 

いい色しているが、もう少し濃いめがいい。

この階段を上がり2階の客室へ。 

この宿エレベーターはない。

2階で良かった~。

3階まであるから、3階の部屋なら大変。

 10畳間の和室だが、訳ありプランで宿泊料金は@10,700。

 

 訳ありは、カーテンを開けると建物の壁しか見えない。

かろうじて玄関辺りが見えたが、窓からの眺めが良くないという事で通常料金より少し安い。

入り口を入ると左手にバス・ウォシュレットのトイレ・洗面所とまとめられ使いやすい。 

 

洗面所のアメニティは充実している。 

        

            クローゼット、金庫、冷蔵庫(中身少々有り)、加湿器など1ケ所にまとめられて、
            こちらも使い勝手が良い。

           浴衣も各種サイズが揃えられ、丈はやや大きめだが、身幅は狭い。

   風呂場に、浴用タオルだけ置かれている。

   足袋も有り。部屋に関しては、充分な設備が整っていた。

   何より良かったのは、この部屋(207号室)は、食事会場のすぐそば。

   そうそう、ここもオートロックなのに、鍵は1本だけだった。

   

電気ケトル、冷水完備。

嬉野が近いせいか、緑茶はティバックではなく、嬉野煎茶。

そうおいしいとは思わなかったが。

この宿を選んだ大きな理由は、御船山楽園が自由に何度でも見て回れるから。

宿泊当日と翌日、開園中はいつ行っても良い。

入園料700円なのだから、この無料・何度でも・・・は、実に有難い。

しかし、私一人が一度行っただけに終わってしまった。

ライトアップも見ていない。