木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

台風一過のすっきりとはいかず、巻頭の山荘の画は3日ほど代り映えしません。

川の水量も前日と変わりはありません。

休暇も最終日を迎え、食材も限られてきました。

昨夜の夕食も

今朝の朝食もあまり見映えがしません。

これは野菜スープにご飯を入れ、白ワイン、自家製パンチェッタでリゾット風に仕上げ、

グラナパダーノチーズをかけたかなりイケる味です。

昨日午後は2時過ぎから行動開始、工房に出かける前に思いつきました。

訓練校で実寸図をベニヤ板に書いたら、作業の理解度がぐっと上がった経験を7月にしました。

それまで、そんなのCADでやればいいじゃんと思っていたのですが、

実寸図は説得力があります。

今回7mの梁は台持ち継ぎにしようと思っていますが、構造が複雑です。

そこで、息子の会社のカレンダーの裏を使って、尺金で実寸図を書いてみました。

紙の上でも最初は迷いました、間違えました。

そんな具合なので、いきなり木に墨をするなんて無理な話でした。

追入蟻継ぎも実寸で起こしてみると、アリほぞとほぞ穴が

互いに干渉していることも分かりました。

紙は木よりも優しい、君は薔薇より美しい。(特に意味はありません。)

4時前に工房でCAD図面、カレンダー実寸図を手前に置いて墨付け開始。

桁3本をまとめて墨付け。

基本的には尺棒、尺金、墨壺、墨刺しだけのシンプルな作業です。

継ぎ手の時には実寸図が大変役に立ちました。

正確にきれいな墨線が引ければ、おのずと刻みの精度が上がります。

こちらは今朝の作業ですが、だいぶ無駄な墨線を書かなくなってきます。

そう墨付けは刻みよりも大切な技術です。

昼寝後の午後はもう少しスピードをあげつつきれいな線が引けるようになればと思います。

それでは皆様も良い1日をお過ごしください。

 



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