木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

散歩時の気温は25度、雲も風もなく、熱がこもっている感があります。

今回はLEAFもしっかり充電し、規制の準備はばっちりです。

さて、伊豆から戻った木曜日の午後、金物屋さんに行き

ケミカルアンカーボルトの準備をしました。

ひとくくりに金物屋さんといっても、品ぞろえも、店主さんも

それぞれに特色があります。

今回は土木系、建築資材に強い大庭金物店で

あれこれ教えてもらいながら揃えました。

そもそも今日のタイトルに、何それ!?という方に説明します。

アンカーボルトとは家の土台を基礎につなぎつける(アンカー)ボルトです。

通常は基礎を打つ時に、土台基礎部分に一緒に設置されます。

しかし、昭和50年以前の建築にはそのような基準は適用されないで

アンカーボルト(の設置義務)はありません。

それを後から化学的(ケミカル)に追加して安定させようというものです。

アンカーボルトより少し径の大きなコンクリトードリルで下穴をあけます。

アンカーボルトは直径12㎜なので、ドリルは直径14.5㎜を使います。

下穴の深さも100㎜と決められています。

その後、下穴にたまったコンクリートかすをしっかり穴から出すことが

施工の成否を分けます。

ブロアも使って穴から埃を追い出します。

実は今書いていることは、ここの図に端的、簡潔に書かれています。

この中にはガラスのアンプルがあり、

その中にボルトと下穴を埋める化学的薬剤と

強度をます骨材が入っています。

これをボルトと一緒に下穴に入れると、アンプルが割れ、

溶剤が穴の中で化学反応を起こし、ボルトを固定します。

アンプルは1本174円です。(価格は税別)

ボルトは全ねじを必要な長さに切って使用します。

105㎜角の土台を基礎に据えるには、

下穴100㎜、基礎パッキン20㎜、土台105㎜の合計225㎜が必要になります。

この全ねじボルト1mで300円しない安さです。

御覧になったその他の工具も安いものばかりです。

この費用で大事な山荘主屋の土台が1年半前に施工した基礎に固定され、

堅牢度がますならやるべきと私は考えて準備しました。

今夜の山荘での野菜タッパーをクーラーボックスに入れ、

訓練校で実習に励みます。

皆様も台風の影響の去った週末を楽しんでください。

 



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