木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

先週もあった晴れとミストのような雨が繰り返されています。

いつもの時間に置き、作業をします。

何とか失敗のリカバリーができました。

昨日訓練校で少し、自信と言うかやる気を注入されたおかげと思っています。

ただ、このずれ、家の安定のためには無視できません。

元気をもらったついでに、

この梁の通りを、新材と入れ替えようと思っていますが、

それは台風と雨の動きを見てからの作業になります。

ブランチは野菜から刻み始めた割には

20分で準備が整い、

しっかりとした補給ができました。

さて、昨日の訓練校も朝から実習です。

ノミでほぞ穴を掘っていると沓澤先生が「ノミはリズムが大切、三拍で決めなければ。」

1・2・3とリズミカルに玄能を振れと言うことでした。

昔はノミの音で大工の腕前が分かるとも言われたそうです。

午前中には、1班の刻みはほぼ終了。

3時の休憩前から

小さな建前が始まりました。

五人が部材加工を分担したものが結集します。

しかし、1発完成とはいきません。

30㎜のほぞが1㎜厚くても、穴に入っていきません。

一度抜き取って再調整です。

各自が寸法通りに刻むことの大切さを、実感します。

正確で丁寧な仕事を心掛けなければと思います。

そして、3時半過ぎに垂木をのせて、仮組の完成です。

各自のパーツが集まり、完成すると誰もがチームワークの素晴らしさを感じます。

部材をかけやで叩く人、横架材を手で仮抑えしている人、

口に出す人も、そうでない人もそれぞれに達成感を感じてます。

たった畳1枚分の家(小屋)なんて思っていたのですが、

立ち上がると立派で大きな感じです。

そして大工仕事の楽しさが湧いてきます。

授業終了の時の、沓澤先生のお話でも

「私が大工になりたいと思ったのも、この達成感です。

 今日は久々に皆さんの作業を見て、それを思い出しました。」

と言っていました。

そんなワケでとってもいい一日になりました。

夕食は10分でできる、トマトともやしの卵炒めですが、

いつも以上にビールが美味しかったです。

というワケでとてもやる気が今はあるのですが、とりあえず寝ます。

昼寝後の天気次第ですが、梁の差し替えの段取りをしようと思います。

皆様もよいお盆休みをお過ごしください。



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