木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

今朝の散歩時の気温は24度、蒸し暑いです。

タイトルにある通り、自転車をこぐ体力は残っていません。

睡眠時間も4時間弱なので、散歩後、にどねしました。

さて、昨日は8時から作業開始。

雨は降らないものと信じて、戸板で作った仮テーブルに使う道具を全部出します。

あちこちに、置き忘れが減り、作業効率が上がります。

こちらは前日に据えた桁です。

幸い、ほぞ以外は腐ってなかったので、継ぎ木の必要がありませんでした。

しかし、今日の桁は、その上に載る梁のたもとで切ってみましたが、

上端はふわふわ、腐りは思った以上に深刻で、

結局、5尺(1.5m)ほどを切断して

挿げ替えることにしました。

と書くと簡単そうですが、地上高2mのところにある

材を切断するのは結構大変です。

上向きの顔に容赦なく木くずが、降ってきて目にも入ります。

まずい、まずい、また眼圧が上がっちゃいます。

継ぎ木をする新しい材に、芯墨を打ち、墨をしていきます。

12時20分、ようやく、古い材を切断しました。

これだけの作業に90分以上を要し、汗だくです。

この切断した辺りは全く腐りはなく、非常に硬く、

電動の丸ノコは歯が立たず、のこぎりも前に進みません。

ノミも全く食い込みません。

でも、ここでやめるわけにはいかず、ノミを取り替えたりあれこれ試行錯誤。

最終的にとった手段は、丸ノコで浅く刻みを入れて、

それをノミで落としていくというコツコツ作戦。

こんなに汗をかいたのは7月の草刈り依頼です。

当初10分のつもりが90分を要した次第です。

でも、整った切断面を見た時には、大きな満足がありました。

あきらめずに力と知恵を出せば何とかなる。

冷静に技能と力を出し切ればなんとかなると実感します。

この感覚は、訓練校に入る前はなかった自信です。

力仕事の後の、牛肉チャーハンもおいしかったです。

昼寝はするつもりはなかったのですが、いつも間にか眠りに落ちていました。

午後は新材の墨付けと刻みです。

平地の作業は午前中の上向きの作業とは比べ物にならないくらい快調。

欠きこみまで含めても20分くらいで終了。

しかし、午後には午後の試練が待っていました。

この60㎏新材を2mまでどうやって上げるか、

仮止めができないので、ここでまた30分以上の時間を要し、

知恵を出し、ロープを使うことで、ここまでこぎつけました。

そして、ぴたっとついたこの感動。

梁も新材の欠きこみの中に寸分たがわず収まりました。

さあ、最後は太めの釘で金具を留めます。

こちらは前日のものですが、

南面の土台と柱と梁は腐ったものは取り替えたり、継ぎ木したりで、

すべての構造材が頑強なものになりました。

8月に何度練習してもできなかった台持ち継ぎではありませんが

これはこれで満足してます。

多分これで

びくともしないはずです。

でも、なんでここが腐ったかといえば、もともとは雨漏り。

いつまでも、雨ざらしにして置いたら二の舞です。

雨仕舞を急がなければいけません。

それでは今週も元気に行きましょう。

 

 

 



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