木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

目覚ましをかけずに寝たのですが、6時に目覚め

ストーブに火を着けます。

焚き付けは訓練校の仲間が削り、刻んだ木っ端とカンナくずです。

そして、今年は主屋の廃材onlyだったストーブの薪、

バイト先の上司でもある友人がわざわざ届けてくれた本格的な薪。

火力の強い柿の木、それも数年以上乾燥させたモノです。

訓練校生の努力、友人の親切、いろんな意味であったかいストーブです。

なので、先週とは違い南北の雨戸を開け放ちました。

冷凍庫の二番だしストックでみそ汁を作って朝食です。

食後のコーヒー、先週焙煎したグアテマラ・オリエンテ、

コーヒーの味を語れるほどの舌はありませんが、

今朝のコーヒーは、深い濃くと口の奥に広がるまろやかさと

微かな甘みが甘みがあります。

私の腕が上がったのでしょうか、

それとも今の私の心持ちが余裕があり、いいのでしょうか?

さて、昨日の訓練校は1~3年生まで、最後の実習日です。

ちなみに技能実習生のインドネシアからの2人の1年生は

基礎検定の合格を果たし、次の課題に向かっています。

私たちは、検定本番同様に時間を計りながら作業をする者

製図を確認する者、それぞれですが、

静かな熱気とちょっとした緊張感があります。

幸い、年初にはいたインフル感染者はいません。

私はまだ理解できていなかった屋根筋交いの墨を付けて

正解シートと照合して刻みに進みます。

そしてお待たせいたしました。

11時過ぎに、検定試作品の第一号作が完成しました。

え、いまさら!?って思う方もいるかもしれません。

しかし、私としては、先週山荘で刻んだ振れ垂木、

組み立たず、寸法違いと思っていたものがそうでなかったいう事、

磐田の自宅で何度も引いた図面に間違いがないという事が

形となって表れて、ちょっとした自信と達成感があります。

午後は、体力を使い、ちょっとも気持ちも折れそうになる

木口が平行四辺形になる振れ垂木の木づくりをします。

前日に仕込んだ4台のカンナを駆使して、

真冬なのに汗をかきながらします。

午前中の自信が、疲れを押しのけ、カンナを引く腕を動かして行きます。

その中で残念ながら、分かったことがあります。

私が検定で中カンナに続いて二番手として期待していた寸六の「喜之助」

刃がもろくて、ちょっとした節でも微少の欠けができて

使い物にならないという事です。

あとの3台はしっかりと研ぎの成果が確認できました。

さあ、今日はあまりあたふたや緊張しても始まりません。

振れ垂木の墨付けをちゃんと確認して、

夕方までにのんびりともう1台完成できればと思っています。

それでは皆様もよい日曜日をお過ごしください。

 

 

 



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