木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

4日ぶりのMayの散歩時の気温は2℃、

その後は解放された気分で二度寝。

解放されたと書きましたが、すでに検定の結果は分かっています。

昨日は、4時52分に山荘を出ます。

試験会場の静岡県立工科短期大学校は国道1号線の北側にあり、

これを南から横断するには7時を過ぎると渋滞すると考えたからです。

必要な道具は前日にLEAFに積み込んであります。

仁科峠もこの時期にとしては暖かい3℃、

スタッドレスの出番はありません。

あらら、想定外、6時23分には沼津市大岡の会場に着きます。

開門はされていませんが、工務店らしきトラック2台止まっています。

私は東名の取り付け道路わきにあるセブンイレブンで

コーヒーを買ってきて、車の中で図面を見ながら、

指先でなぞりながら復習をします。

7時45分開場、受験者は昨年より少ない気がします。

特に3級は訓練校の仲間3人以外は、欠席のスペースがあります。

私たち2級の通りは10名弱、西側の1級は10名超の受験者、

それぞれが支給された部材に節や寸法違いがないかを尺金で確認して

木口に、私の場合は「A甲15」の受験番号を書き込みます。

1級、3級は8:30笛の合図で検定開始。

2級は30分遅れの9:00開始です。

予想外に緊張はしていません。

落ち着いて製図に取り組みます。

ただ、四方にある時計に目をやる余裕はありません。

試験は終了までに3回の途中審査があります。

1回目は製図の提出、ちらっと時間が見えたのですが、

40分はかかってないようです。

審査結果が出るまでは、次の工程の木づくりをカンナでします。

検定の部材は無節なので、刃が止まることなく削れます。

会場内にシューシューと気を削るいい音がします。

木づくりが済んだのは10時40分くらいでしょうか。

2回目は柱、桁、梁の墨付けの提出です。

審査を通ったものはチョークで赤丸が付けられ返却されます。

さあ、いよいよ難関の振れ垂木と屋根筋かいの墨付けです。

しかし、11時半の休憩時間までには完了してません。

知らなかったのですが、ここで1~2級は1時間の休憩。

3級は検定の終了です。

この休憩はありがたいです、やはり木づくりで結構疲れています。

車で朝に寄ったセブンでゲンを担いで、「どしっと勝つカレー」

これで午後の残り1時間に挽回を計りましょう。

検定員は県東部地区の工務店の親方、中堅あたりでしょうか。

もちろん、検定中は受験者と話すことはありませんが、

私が午後の準備をしていると

「へー、ごみ袋は記名なんだ。」

どうやら検定員の自治体は無記名のようです。

磐田でも記名なので、私は記名が当たり前と思っていたのですが、

皆さんの地域はどうですか?

12:30 作業再開、20分後に三回目の審査、振れ垂木と屋根筋交いの住む付け提出。

この時点で、ほぼ完成は無理と分かりました。

しかし、やれることはやります。

審査の済んだ柱、桁、梁の加工をします。

ノコギリ、ノミはいつもの作業で慣れているので、特に問題はありません。

13:30 検定終了の合図、

さらに減点はされますが、15分の延長が認められているので

そのまま作業を続けます。

結局、振れ垂木と屋根筋交いの加工はできませんでした。

まあ、予備審査で敗退と言ったところでしょうか。

残念ですが、現状の力は出し切りました。

つまり、力が足りないという事です。

ニラレバあるけど、タラレバはない(何のこっちゃ)

少し振れ垂木と屋根筋交いの墨付けを難しく考えすぎていました。

図面と現物合わせをしていけば、それほどでもないと

いうことが、今回分かりました。

訓練校から2級に臨んだ4名の内、3年生はこれで卒業。

もう1人と2年生(設計士でもある)と

「来年の1月を待たずに、次年度の前期検定を受けたいね。」

話をします。

あと10日で66歳を迎えます。

特に私にとっては、加齢減少による体力の低下が懸念されます。

それは特に木づくりや刻みに反映されます。

スキルは確実に上がっているのですが、

仕上がりはきれいになっていますが、スピードupはなかなか。

というワケでまだまだあきらめません。

とりあえず、今日は昨日大活躍したカンナでも研ぎます。

家では製図20分台の時短をねらいます。

そして2月9日の学科に向けても準備をします。

それでは今日も元気に行きましょう。

 



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