梅雨の晴れ間に、湘南海岸を半日ポタリングしてきました。
湘南のアジサイ名所を訪ねながら、来週の写生会のスケッチポイントを探り、下調べを兼ねてぶらりと飛び出したが、真夏に近い日差しで日焼け防止が必須である。
134号線は、心地よい風が迎えてくれて、気分は夏である。
まず、目指したのは、アジサイ満開の成就院と長谷寺へ向った。江ノ電の極楽寺駅では、増結された電車が着くたびに、満員のお客が吐き出されて 成就院への狭い道は、渋滞となっている。
参道には、行き交う人で列が動かない・・・撮影ポイントでは、争いのトラブルも出ているようだ。成就院のアジサイは、1年おきに見れる見事な花だから、人気が高いようだ。その列が、長谷寺へと延々と続いていた。
鎌倉を後にして、逗子マリーナに入ったが、タウン内は、閑散としていた。ヨットハーバーや結婚式場のリビエラなど、南欧風のマンションや並木道が、スケッチポイントとしては、多くの人が描いている外せないポイントになりそうだ。小坪漁港も朝の賑わいを感じた。
さらに、134号線に戻り、逗子海岸・葉山海岸へ向った。逗子海岸では、多くのウインドサーフインが出ていて、海の景色に色を添えていた。
葉山の入口にあるラ・マーレ・ド茶屋を望む景色は、絶対外せないポイントで、今日も、一人の方が、筆を走らせていた。
さらに、葉山マリーナを経由して、森戸海岸・真名瀬海岸へ向い、森戸神社からの裕次郎灯台を臨み、しばし 裕次郎を偲んだ。
記念碑があり、裕次郎の顔がはめ込んであるが、訪れた人が皆さんが触れていくので鼻はピカピカに光っていた。
ここからの夕陽が最高だそうである。丁度地元の方がおられて、話を伺ったところ、海岸近くの海には、多くの岩があって浅瀬になっているが、漁船やヨットなどが行き交うときに、座礁する事が多く、そこで兄慎太郎さんが、事故防止のために、基金を集めて『裕次郎灯台』を建設されたのだそうだ。
この灯台のところだけが、安全な通行コースになっているそうだ。 「海の男 裕次郎」は永遠に忘れない。
対岸には、遠く江ノ島が見えていた。
森戸海岸の海水浴場では、海の家が殆ど出来上がっていたが、砂浜には、若いアベックが水着姿で肌を焼いていた。若いってことは、うらやましい。
葉山の御用邸を過ぎて、長者が崎海岸に到達し一休みして 折り返した。
どこの海岸もあと2週間もすれば、多くの浴客で 大賑わいするのだろう。
帰路は、一途に江ノ島を目指して 134号線を戻り 江ノ島では 植物園を訪ねて、まもなく開花する予定の、アオノリューゼツランの状況を確認したところ、開花が遅れていて7月10日前後だそうである。
江ノ島には、いつものことであるが、多くの観光客でごった返していた。
今日は、名所巡りのポタリングで、疲労感はなく たのしい半日であった。