昨秋に訪問した八ヶ岳高原の清里・野辺山へスケッチ仲間とスケッチ旅に出かけてきました。
清里入口では、一面がポピーの花で埋めつくされた赤い絨毯のお花畑に目を奪われた。
快晴に恵まれて、清里は八ケ岳連峰が全貌を見せてやさしく迎えてくれました。
昨秋は、落葉松が黄金色一色に染まり すばらしい光景でしたが、この日は、新緑の中にレンゲつつじや多くの花々が、咲き誇り初夏の自然を満喫してきました。
お世話になっているペンションのオーナーは、その筋では知る人ぞ知る画家で ペンションの部屋には、八ケ岳周辺やイギリス田舎の風景画ところ狭しと飾ってあり、大変素晴らしいメルヘンチックな『ペンション』です。
スケッチポイントのアドバイスをいただき、初日は、清泉寮から美しの森、まきば公園、八ケ岳倶楽部、丘の公園、牧場通りをまわり寸暇を惜しんで 早描きを実践してみた。
清泉寮には、バス旅行客が多勢見えており、陽気も手伝ってここのジャージーソフトクリームに群がっているようだった。
美しの森の頂上の展望台へは、約5、6分で一気に登り、そこからの展望は、八ケ岳連峰を目の前にして その光景に圧倒されそうであった。新緑の森を朱色に染めるレンゲツツジが満開であった。ハイカーが通る木道に腰掛けて八ケ岳をスケッチしたが、ハイカーから沢山声をかけていただき画家の気分?でした。
さらに川俣川に懸かる東沢大橋を越えて、まきば公園に移動し、八ケ岳の麓に広がる雄大な自然と緑の牧草地で開放的な八ケ岳牧場が絶好のスケッチポイントで、遠景展望がすばらしい。先客で7、8人のスケッチグループが描いていたが、その傍らで 八ケ岳遠景と牧場を早描きで2枚を仕上げた。
すぐに、『八ケ岳倶楽部』へ移動し、柳生博・真吾親子の経営で有名なこの倶楽部は、開園して20年になるそうで、雑木林や花と鳥などが迎えてくれた。すばらしい自然の森である。雑木林をしばし散策して、新鮮な空気を一杯吸って若返った気分となった。
その後、八ケ岳高原大橋での、八ケ岳連峰と大橋の景観が、まだ陽は高く また違ったすばらしい光景であり この景観を表現できないことがいらだたしい。
再び、牧場通りに戻って 八ケ岳をバックに 朝日が丘のペンションと谷口牧場を描いて今日のスケッチを終えた。
「丘の公園 天女の湯」で汗を流して、夜は、オーナーの先生に作品の講評を得ながら、水彩談義で時を忘れて 楽しいひと時をすごした。