〈前日に続く〉
小山内裏公園を後にして、町田尾根緑道(戦車道)を東へと進むと、道は約8Mもあるだろうか?時たまバイクリストが快調に走っていくが、サイクリングには堪らないロードである。
この日は、平日でもありランナーの姿も少なくマイペースで進み、まもなく先ほど通ってきた尾根幹線道路のトンネルの上に到着し、眺めると壮大な景色が視界に飛び込んできた。
右手には、相模原市街地や丹沢山系が望めて、条件が良ければ富士山の眺望も眺められる絶景ポイントである。
さらに東へ進み坂道を下るとまもなく休憩所もあり、その先には高さ20Mもあろうかというケヤキ通りが長く続いており、新緑が目映い素晴らしい光景で、映画のロケシーンにも出てくるような美しいスポットである。
ケヤキ通りを独占しているような気分で走っていたが、一番ケヤキが美しい季節であり、疲れを感じることもなくステップを刻んでいた。
約1Km 少しで種入のバス停を過ぎたところで、ケヤキ通りも切れて、車道との交差点にかかり、その先は富士見広場から始まる桜並木になっており、ケヤキの緑とは異なり景観は一変していた。
散策路沿いには、花壇やベンチがある緑地帯がつらない、ランナーや散歩族を和ませるモニュメントが並んでいた。
さらに500M進むと小山台3号緑地に着くと、左へ「待ち合わせ場所」・「谷戸池公園」の案内標識があり、案内に従って曲がり道を行き公園の奥の「谷戸池」に着きました。
池は、小さなものでしたが、池の中にはあやめが咲き誇り、多くの亀さんが休んでいる静かな光景が見られ一息入れていると、猫好きと判ったのだろうか、飼いネコがすり寄って来てしばし猫との会話で疲れを癒していた。
案内によると昔河童が棲んでいたという伝説がある谷戸の池でしたが、あまり訪れる人も多くないのではと思える鬱蒼とした雑木林の中の池を巡り、尾根緑地へと戻った。
緑道には、花が咲く緑地広場が続いており、散歩しながら憩いを取るには最高の場所であるが、桜が満開の時は恐らく大変な混雑だったのだろうが、この日は人影もまばらでした。
その先桜美林教会のチャペルも見られ、緑の中で優雅な風景でもある。
その先で尾根緑道も終わり、一般道を淵野辺駅へと向かったが、途中「桜美林大学」のキャンパスが右手に拡がっており、しばらく学生で溢れる交易を眺めていたが、10数年前だろうか過って「武相マラソン」のスタート・ゴール地点だった頃に何回も来ていたので、その頃の学園風景と比べてあまりの変貌に驚いていた。
さらに、駅へと向かう途中に、「箭幹(ヤガラ)八幡宮」の鳥居が見られたので、立ち寄ってみると、推古天皇病気平癒のため社殿を修造されたそうで、かなり古い神社だそうで、境内の参道も伝統を感じていた。
また、神社の八幡獅子舞は、無形文化財となっており秋には大変な賑わいとなるようですが、境内にある獅子像は、「子育て獅子」として大変ユニークなものでした。
多摩センターからの長いJog&Walkでしたが、夏日の快晴に恵まれて久しぶりに汗びっしょりとなり、快適な一日だった。