先日、京都伏見を訪ねた折に、京都訪問時に定宿にしている京都国際ホテルに宿泊し、堀川通りを朝散歩してみました。
国際ホテルは、江戸時代には我が故郷の福井藩の藩邸があったところで、ホテル前の駐車場脇には、「福井藩邸跡」の石碑が建っています。
福井藩士である橋本左内公も福井藩邸に居住していたそうで、石碑が建ち、ゆかりの地となっています。
ホテルで聞いた情報では、この伝統の京都国際ホテルは、老朽化のために12月には営業終了するそうで、日本庭園や二条城を眼下に眺められる眺望などを想い、誠に残念ですね~庭園をぶらりと回ってみたが、公家文化が染み渡った風情があり離れがたい思いでした。
ホテル前の堀川通りは、ホテルから上流の賀茂川まで堀川の清流を見ながら散歩道が整備されており、昔の資材運搬の堀川の面影はありませんが、やすらぎを感じる散歩道となっています。
ホテル前の二條橋(二条堀川橋)は、都(みやこ)百景に選ばれているそうで、橋の先には世界遺産の二条城があります。
二条橋の階段から下の堀川遊歩道へ降りると、散歩人はまだ少なかったようですが、美しい清流が流れています。
堀川通り側には、かつての二条城築城に伴って築かれた石垣がそのまま残っており、その石積みの方法が独特のものがあり、刻印なども記されていました。
この日は、丸太町通りの丸太町橋で折り返したが、堀川の周辺には、昔は貴族の屋敷が存在したそうで、その後には友禅染の水洗いにも利用された職人の街となっていたそうで、現在も染色業者が多く存在するようです。(案内板より)
さらさらと流れ下る清流の様子は、詩にも読まれそうな風情ある光景ですね・・・
昨年訪れた時は、多くのジョギンググループやウオーキンググループの姿も見られましたが、この日は散歩人も少なく静かな朝でした。
二条城の東大手門前では、まだオープン前だったので人影も無く、静かな雰囲気でした。
櫓門やその鉄扉も素晴らしいですね~
ホテルのロビーに戻ると、祇園祭の後祭り期間だったので、入口には色鮮やかな豪華な牛車が飾られており、貴族文化を覗いた気分でしたが、車上に姫が乗っていると盛り上がっていたでしょう
ロビーには、他にも提灯や祭りを彩る飾り付けがされており、祇園祭を間近に感じることができました。
祇園祭名物の山鉾を見られないかと烏丸通りへ出てみると、南観音山の豪華な山鉾が飾られていましたが、本番ではどれほどの迫力あるひきまわしが演じられるのでしょうか、いつの日か本番を観てみたいと思いつつ後にしました。