夏休みが近付き、地域の小学校のプールが夏休み期間中に地域の住民に一般開放されるが、開放に先立ち管理指導員の講習会に出席してきました。
今年も地域の体育振興協議会(社体協)の指導員が中心になって、管理指導業務を行っており、この日も各学校の管理指導業務を担う指導員約120名が地域の学校に集まって、利用者の安全確保とプール管理の知識等を学んできた。
学校プールの一般開放は、地域の子ども達には近くで家族と一緒に楽しめる貴重な機会となっており、毎年多くの利用者に人気を呼んでいますが、管理指導員にとっては大変緊張の連続の一日となります。
プール管理指導員の業務は多岐にわたるが、利用者に安全に楽しんでもらえるように、受け入れ準備、水質管理、水上安全の確保、救命救急の適切な措置など、その対処方法は簡単ではない。
基礎的知識の習得後、心肺蘇生法にAEDの操作方法の実務体験を行い、初心者を中心に互いに緊急時の役割分担や基礎的実務を繰り返し実践訓練を行っていました。
初経験のお母さん達の指導員には、互いに声掛けながら真剣そのもので額から汗して実践される方もあり、緊張感が漲っていた。
胸骨圧迫・人工呼吸・心肺蘇生でも理解をしていても、イザやってみると力の入れ具合や胸骨圧迫30回を早いテンポで続けて行うことは、容易なことではない・・・
AEDを使用しての基本操作から実践的な技能訓練を行い、最近のAEDには色々なタイプもあり、シミレーションを重ねていた。
スポーツ実行時に限らず心臓の突然の異常発生は、どこでも起こりうる可能性があり、今回の参加者は、家庭などでの緊急時の対処法について、多くを学んでいました。
近年は、学校プールの一般開放を取りやめる市町村も増えていると聞くが、管理業務を外部事業者や保護者に委託するために、コスト問題や管理指導員を確保出来ないことが理由となっているようだ。
学校プールの一般開放は、学校授業時とは異なり、家族や友達たちと楽しく遊泳し、児童生徒の体力増進とコミュニケーションの場としてさらに多くの住民に利用して欲しいと願いつつ、 安全確保を第一に知識、技能、意識を高めて責務を果たしていきたいと感じている。