藤沢市のシンボルの花「藤」は、市内のあちこちの公園に、藤棚が設置されており、市民に愛されている花であるが、この度 市内のフジの名所を繋いだ『引地川・フジ史跡ロード』が完成したと聞き、見頃になったとの情報を得て久し振りにジョギングで駆け巡ってきた。
このフジ・ロード構想は、地域活動団体の提案を実現すべく形成された市民団体『藤クラブ』が市内の公園の実態調査を行ったところ、多くの藤棚の管理が不充分のため、開花しても花房がうまく咲かないことが判り、その保護育成を目的に取り組まれたそうだ。
藤沢市内を流れる引地川沿いの公園11箇所を対象に選び、整備されている。
今回は、11箇所の内、二番構公園から海岸までの8箇所を訪ねながらのジョギングとなったが、意外や公園の藤棚は大変立派であったが、肝心の藤の花は、何れも花の開花は少なく咲いていても花房は小さく無残な形態であった。
特に、引地川親水公園は約100Mに及ぶ藤棚であるが、殆ど今年は咲かなかったようだ。
すぐ近くの大庭城址公園も、大小4つの藤棚も同様に開花は無かった。
毎年、その見事な開花振りに、スケッチをしていたが、誠に残念な様子である。
同様に、引地川下流の舟地蔵公園、長久保公園も全く同じであった。
この活動も「藤の専門家」として有名な藤沢名誉市民でもある 端山氏の自宅の藤棚を訪ねて覗ってみた。
端山藤園の藤は、見事な開花振りであり、鉢物は時期が約2週間早かった。
毎年、「開花したよ。見頃だよ・・・」と連絡を受けて拝見しており、この差は何なのだろうか?
同氏とは地域活動を通じて懇意にしており、今回のフジロード構想への指導されたとも聞いていたので、事情を聞いたところ、残念ながら管理する園芸担当の方たちへの指導が充分行き届かず、剪定時期が不適切だったそうだ。
この連休中には、フジロードを巡るウオーキングも企画されているが、今年の開花ぶりでは参加者の落胆ぶりが目に見えるようである。
来年以降の開花に期待して、藤沢の名所に育つ事を期待したい。
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