横浜開港150周年記念事業の一環として、開催された『横浜 日本大通りフラワーフェステイバル』を、横浜みなと祭「ザよこはまパレード」とともに観覧してきた。
横浜公園から神奈川県庁までの日本大通りで、道路幅一杯に、約220Mに亘り21個の巨大な花絵(花アート)が描かれていた。
その花アートは、何とチューリップ約6万本、バラ18万本の花びらで描かれており、その画はペリー提督から始まり、横浜の開港以来の歴史を描いたものだそうである。
その画は、実に鮮やかな色彩で描かれており、どうして花びらであの色彩を出せるのか?と思い近いづいてみると、ところどころは砂や石が使われているが、テントの中では様々のバラやチューリップの花の花ビラにちぎっていて、色別に箱一杯に詰められており、これが花びらかとビックリした。
しなびた花びらは、市民ボランテイアの手で丁寧に取替え作業が行われており、本当に楽しそうである。
敷き詰められた花絨毯を少しでも高いところから眺めてみようと、観覧台が準備されていたが、500円で整理券を買い求めた客の長い列が出来ていた。
一巡してから、神奈川県庁『キング塔』が、メモリアルイベントとして、一般開放されていると聞き、またとない機会で駆け込んだ。
公開されていたのは、知事室はじめ大会議場、完成時には天皇陛下の貴賓室として使われていた応接室、屋上などで、多くの観客が入館していたが、階段は大渋滞でようやく各室に着いても、入室にも10分以上かかる状況であった。
説明によると、本庁舎は昭和3年に完成し80年の歴史を刻んだ昭和初期の代表的な歴史的建造物で国の有形文化財に登録されている。
知事室や応接室、会議室などは、昔の姿がそのまま?のこっており、その調度品や天井などは、崇高な雰囲気が満ちていた。
特に、いつもスケッチの対象として描いていて親しんでいる『キング塔』の中を見たいと興味があった。
屋上には、既に多くの観客が見えており、上から横浜湾やベイブリッジなどの景観とパレードを眺めようと、鈴なりの状態であった。
『キング塔』は、ライト様式(フランク・ロイド・ライト氏)と言われる建築様式で、その幾何学様式でいかめしい雰囲気が特徴である。
屋上から眺めるキング塔や、開港記念館(ジャック塔)、横浜税関(クイーン塔)を見下ろす光景は、いつも見上げて描いているので、しばし、なんとも言えぬ感激に浸っていた。
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