MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

日本陸上選手権で感動した

2008年06月28日 | スポーツ

北京五輪代表がまだ決まっていない陸上競技の選考会を兼ねた、日本選手権に出かけてきた。前日のTV放送を見ていて、2日目は代表候補出場するレースが多く、かりたてらるように等々力へ足を向けた。

033 会場についてみると、やはり同じ気持ちの陸上ファンであろうチケット売り場には、長い列が出来ていて 既にS席は完売されていた。

これまでも陸上競技の生レースは、何回も見てきたが、2日目でこのような状況は初めてである。やはり、五輪代表をかけた日本選手権だからだろう、思いは同じだ。

特に、今日は 女子1万Mと 為末や末續、室伏などのメダル候補の選手が登場するとあって、スタンドは レース前から何かが違う雰囲気を感じた。

017 また、G8サミットの影響で、会場周辺と入口では、厳重な警戒態勢がとられていて、入場時も手荷物検査やペットボトルが没収されてしまった。

そんな雰囲気での大会であるが、スタンドは、若きアスリートを目指す諸君や、陸上通のおじさまも多く 楽しいムードであった。

018 400Hの為末大は、負傷の影響を引きずっていて、予選も最下位通過で、戦前の予想は好調の成迫が勝つと言われていたが、ゴール直前までハラハラの結果、「かっ飛ばして」の脅威のスパートで 為末に女神が微笑んだ。3コーナーの席からは、成迫が勝ったように見えたが、それほどいいレースだった。共に、北京で頑張って欲しい。

020 200Mのレースも、凄かった・・・・丁度スタートが、目の前だったので、末續のスタート前から表情を観察していたが、緊張感を漂わせていい顔していたので 期待していたが、まさかの失速で3位とは、 場内には その瞬間には、ため息か驚きか 大きなざわめきが走った。

最後のメインレースの女子1万では、選手が場内に現れると、大歓声が沸き起こった。こんな雰囲気も、陸上では珍しいのではないだろうか?

周りの観客も夫々の情報で、すでにA標準をクリアしているビックネームを中心に、レース展開の予想に暇が無い。

024 やはり、福士・渋井・赤羽の3人の争いは、誰もが予想しているようだ。レースは、誰かが飛び出すのではと思っていたが、予想を覆して、最初から最強3名のハイペースでのデットヒートで展開となった。

スタンドは、中盤からは興奮のるつぼとなり、トップ集団を引っ張るように、大声援がスタンドを回る回る・・・・・・・これまでも、長距離のトラックレースを何度も見てきたが、このようなまれに見るハイレベルの展開は、初めてである。

ラスト2周からは、福士が出る、そして赤羽がでる、最後の1周はもうスタンドは 大興奮で我を忘れて 手に汗して声援。

最後の直線勝負には、ビックリ。渋井の粘りも凄かった。

ゴール後に、3人が抱き合って喜び健闘を称えあったシーンには、もらい泣きした。

しばらくは、スタンドも 興奮冷めやらず呆然と立ち上がったままで、スタンドの大画面を眺めていた。

3人のコメントが、この歴史に残る大レースを表現していた。

渋井 『粘っ032て粘りまくりました』。

赤羽 『積極的なレースができて満足』。

福士 『負けちゃったけど、面白かった』。

この女の闘いを、北京で再現してメダルを獲得する事を期待したい。

外に出れば、選手を待つファンが、多勢たむろしていて、記念品会場の賑わいと共に、いつまでも 興奮が漂っていた・・・025

この臨場感あるレースを生で見れた幸運を感じながら、この続きを五輪でもう一度と願いながら、感動の記念のシャツを求めて帰路に着いた。

034

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