鎌倉殿の話題の歴史スポットを巡ったあと、雪の下地区にある宝戒寺から東勝寺跡や鎌倉七福神を巡っていました。
宝戒寺は、歴代執権を務めた北条氏の屋敷跡に建立されたお寺で、最後の執権だった北条高時が祀られています。
他にも七福神の毘沙門天や延命地蔵様が本堂に祀られていますが、この日は本堂内は閉じられていて参拝できませんでした。境内には四季の花々が見られる萩の寺とも言われており、この日は寂しい雰囲気でした。
宝戒寺の裏の山下にある東勝寺跡は、新田義貞が鎌倉攻めしたときに北条高時一族が東勝寺に立て籠もって自害したところで鎌倉幕府滅亡の地となっています。
山腹には、「腹切りやぐら」と言われる北条一族のお墓があり、心霊スポットとなっています。
さらに東勝寺跡から滑川に架かる宝戒寺橋の先には、北条執権ゆかりの納骨と言われる三角形の「紅葉山やぐら」が見られますが、案内板によるとやぐらの奥は戦時中の防空壕があった跡のようです。
紅葉山から小町大路に戻り、七福神の一つの寿老人が祀られている妙隆寺に立ち寄り、健康長寿を祈願していました。
妙隆寺は、日蓮上人が修業されたお寺として信仰を集めているお寺だそうで、修業された池の前には、「鍋かむり日親」と呼ばれる日親上人の石像が祀られています。
小町大路の先の本覚寺では、商売繁盛の神の夷神が夷堂に祀られており、毎年正月の初えびすでは、賑わう「鎌倉えびす」と言われる名所となっています。
仁王門には、阿吽の仁王像が迫力満点の力強い姿を見せています。
本覚寺は、鎌倉幕府鬼門の鎮守として日蓮上人ゆかりのお寺として人気スポットとなっているようで、本堂は風格ある景観が見られ、屋根には珍しい鬼飾りが飾られています。
鎌倉駅に向かう若宮大路の一角にも、可愛い姿の福禄寿が手を振っていました。
鎌倉殿ゆかりの地や七福神を巡って鎌倉の歴史を学ぶ貴重な散策でした。
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