体育祭、応援合戦で練習したダンスをマジメに披露する
9月に入った最初の土曜日は、5時起床、6時出発の遠出ドライブと相なった。
目的地は、片道157km、高速を走って2時間半はかかる、島根県の山間地。赤名峠を越えて約10km先の飯南高校。
孫兄ちゃんが2年生になって、幅広く活躍する体育祭を「見に来てくれると嬉しい」という一言に乗せられて見学に行った。
8月31日から始まった文化祭「鵬雲祭」のうち、最後を飾るのが体育祭だという。
掛け値なしに面白かった。大真面目に取り組む生徒一人ひとりの琢磨ざるお笑いパフォーマンスの中にドップリ漬かって、大笑いの一日となった。まさしく山間の田舎の高校。全体の進行や勝敗を度外視したのんびりムードの「ゆるさ加減」がなんとも心地いい。
だからといってそうばかりも言っていられない。
「飯南の☆は君だ」というレースは、直線70mを走り抜け、校内最速のランナーを決める真剣勝負である。選ばれた、赤・青・黄色の各隊から男女別に12人が出場して予選を走る。各レースのトップを取った6人だけがが、午後からの決勝に臨む一発勝負。
期待の兄ちゃんも午前中の予選は、辛うじてトップで決勝に進出はした。みんな真っ黒い顔を鬼の形相にして脱兎の如く走る。
午後の演技の中ほどでいよいよ「飯南の☆は君だ」決勝戦。2年生の兄ちゃんはどうかな?案の定、野球部3年生の猛者には勝てなかった。
小・中学校の運動会のような優越感には浸れなかったが、存分に楽しませてくれた。スキー部の普段の走り込みが野球部ほど厳しくないことが証明された。もちろん最後を飾る選手リレーも必死の形相で走る元気な姿を見せてもらって、親元を遠く離れた完全寮生活ではあるが、高校生活を謳歌している様子に先ずは一安心。
その他応援合戦では、各隊毎に全員が参加して、それぞれオリジナルのパフォーマンスを披露。
兄ちゃんたち黄色隊も、5曲のメドレーを、上手に踊り分ける身振り手振りには大笑いが絶えなかった。随分な練習時間が必要だったろう。
今は見渡す限り黄金色が波打つ飯南の里。冬場は雪に閉じ込められる生活を強いられるのだろうが、実にのんびりした、緩やかな時間が流れる
感じがするのは、やはり日本は広いな~という結論に落ち着く。
そして、世界はもっと広いな~ だから人の考えも色々で、欲の皮が突っ張り、争いが絶えないのも無理ないのかな~ などと思ってしまう。
お孫さんの強く戦う姿を目にされて、寮生活を逞しく過ごされている様子にも安心感を得られたのではないでしょうか。
田舎には田舎ならではの良さがあり、貴重な体験をされていますね。
さあ、秋の始まり、夏の疲れを吹き飛ばして私たちも頑張りたいものですね。
それでも、真剣さむき出しの個人競技もあり、遠くまで行った甲斐がありました。
いよいよ秋本番。カープの晴れ姿を待つ季節ですね。昨夜の1勝、確信の持てる価値ある勝利でした。