「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「秋の微笑み」

2018年10月14日 | 家族・孫話

                    

7月の集中豪雨で甚大な被害を受けた中国地方。
中でも大災害となった広島県呉市。長男家族4人がほうほうの体で我が家に避難してきて、1週間滞在した、あの忌まわしい災害から丸3カ月。
JR呉線も一通り復旧はしたものの、沿線には至る所後遺症が見られ、電車の速度も最徐行で、おっかなびっくり被災地を通り抜ける。

そんな忌まわしさも忘れさせてくれる用件で、姫孫の待つ呉に出かけた。
倅夫婦の長女。私たちにとって4人目の孫になる5歳になった希が、幼稚園年中さん「うめ組」の運動会に「見に来てよ~」とせがまれていた。朝5時前に起床。6時過ぎの電車に乗ってはるばる?幼稚園運動会に駆けつけた。

呉市新広という都市の真ん中に位置する幼稚園。園庭というのはもちろんあるにはあるが、これが狭いのなんの。
狭さゆえの苦心のほどが窺える見事な早変わりのプログラム。8時30分には未就園児や保育児の演舞が始まる。園庭の周辺にはこの子たちの保護者が優先的に前の方に出る。30分ばかりで終わったら、年少さんの保護者は我が子を連れて退場。

今度は園児の出番。年少から年長まで一応全員が園庭に並び開会式だけはある。開会式が終わると年少さんだけが園庭に残り、間髪を入れず彼らの演舞が始まる。園庭周辺は年少さんの保護者やジジババが陣取る。練習した3種目を立て続けに披露したら取り敢えず退場。観客席も次の年代の保護者と入れ替わる。そんなやり方が伝統的なのだろう、親たちも完全入れ替え制に混乱はない。

もちろんそんな物理的に狭い園なので午前だけで終わる運動会は致し方ない。
まさに徹底した変わり目の速さで次々とこなしていく。それでも各学年ごとに必ず保護者と一緒に遊ぶ種目もちゃんと組み込まれている。
昨年は全て1等賞だった希姫。年中さんになったとたんに4人走って4位だった。次から次へと、歌舞伎の早変わりのような会場の変化は、見るものを飽きさせない面白さがあふれていた。間延びしないというのはいいねー。

駆けっこがダメなら、遊戯や団体競技を褒めちぎりながら、広島風お好み焼きを人数分ゲットして家でゆっくりランチタイム。
前日の運動会こぼれ話と違って、物理的に午前中で終わるのが最善の方法とみた。
睡眠不足を忘れさせるような微笑みの秋の一日。出かけた甲斐があったような。

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