「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「青もみじ」

2021年04月17日 | 季節の移ろい・出来事

                
待ち望んだ春が訪れて桜が咲き、その桜も今や葉桜となって緑を増して来た。菜の花には蝶が舞う。四季の中でも最も空気が美味しく、いい季節となった。
新しい芽を吹いた木々が、時折降る柔らかな春雨に濡れて、水も滴るいい男ならぬ優しい薄緑が私たち人間様を包んでくれる。

そんな昼下がり、秋には大勢の人が紅葉を求めて訪れる錦帯橋近くのもみじ谷公園に出かけてみた。
目的は言わずと知れた「青もみじ」をこの目に焼き付けるためである。季節が来れば自らの葉を赤く染めて、訪れる人の目を感嘆の眼差しに替える魔力を秘めたもみじの、5月を前にした今の姿を確かめに。

 

                     

中には今も秋も変らぬ赤い葉っぱの木もあるが、その大半はさも優しそうな薄緑。まさしく青もみじそのものである。もちろん、中には青の深さが濃くて力強さを感じさせる木もある。
秋とは異なる得も言われぬ雰囲気の中を、訪れる人もない今、独り占めして美味しい空気を胸いっぱいに吸い込めば、コロナもお籠もりの鬱憤も一瞬忘れさせてくれる。

時には敢えて季節を違えて訪れてみるのもまたいい。自然はその時々の移ろいある景色を見せてくれる。「青もみじ」ちょっと贅沢な得した気分にさせられた。

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「さぁ夏野菜づくり」

2021年04月15日 | 晴耕雨読

  
      先ずは畑づくり                 スイカの苗を4本                                                                
          トマト6本、キューリ5本、ピーマン5本、サツマイモ20本

忙しく過ごしているうちに、夏野菜の畠作りや苗の植え付けが遅くなってしまった。
と言ってもそれは昨年の実績と比較しての話で、今年の生育に影響が出るほどの遅れではない。
ただ昨年は、今年よりもっと早くに暖かさがやって来たせいか、植え付けも1週間早く終えた。と農業日誌には書いてある。

ま、ホームセンターの苗売り出しも今日からがピークのようだから、ポイントアップの今日、苗と肥料とモグラ退散薬品を購入したのだから、さほど季節を外したことにはなるまい。

腰の痛いのをガマンして畑を作り、ささやかな実益と大いなる趣味を満足させてくれる晴耕雨読ではあるが、このところ作物の根っこあたりの地中に大きな穴ポコが。それも掘り起こしてたどってみれば、縦横どこまでも続く、直径8cmもある大きな地下トンネル。モグラの仕業に違いない。
人の苦労も知らずに困った奴だ。

努力した苦労が必ず実るなどといった甘い考えが通用しない、人間社会と似たようなことはどこにもあるということだね~。
それでも、夏休みにはやってくるであろう孫たちの歓声を期待して、サボった分を埋め合わせするべく、明日も少し汗を流すのだ。

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「あと100日」

2021年04月14日 | ニュース・世相

             

2020東京オリンピック・パラリンピック開催まであと100日。
7月23日金曜日にはその開会式が行われる予定である。
1964年、昭和39年東京五輪以来、56年ぶりの我が国でのオリンピック開催。本来なら双手を挙げて大歓迎。拍手喝采で開会式を見守るはずであった。

ところが今回に限っては、双手を挙げて歓迎の拍手喝采を送りにくい条件が揃いすぎているのではないか、そんな不安を感じながら開会まであと100日か~といった中途半端な思いである。ならばいっそ辞めてしまうか。ことはそれほど簡単ではないし、我が国が勝手な行動に走ることなど出来はしない。そんなことは大人の見識として皆さん分かっておられるから、なんとも歯切れの悪いジレンマにおちいっているのかな。

しかもここに来て、コロナ感染は拡大の一途で、2ヶ月半ぶりに国内感染者は4000人を超えるという。向こう100日でこの第4波感染拡大がどこまで抑えられるのか。ワクチン接種の拡大と効果がどの程度顕著になるのか。素人ながら色々考えさせられる。
国を挙げてオリンピック開催を祝うはずの聖火リレーさえ、自治体の長の判断で中止になって飛び越えたり、アスリート自身が、ボイコット的な聖火ランナー辞退にまで至っている。我々一市民はどのように判断すればいいのだろう。

人知れず鍛錬し己を磨き上げて100日後を目標にしてきたアスリートの努力には何としても報いて上げたい。それは単に日本人選手だけではない。全世界のアスリートに共通することである。
難しい判断である。ただ、誰かが重大判断をしなけりゃならない。誰が断をを下すべきか。

コロナとオリンピック・パラリンピックと、アスリートの努力と国際社会の中の日本。それらの面目を施せる妥協点を、言うなれば「落としどころ」をどこにするか。1日たりとも無為に過ごすことは出来ない時期にきている。

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「菜のはな」

2021年04月12日 | 季節の移ろい・出来事

   
    畑に残った白菜から咲いた菜の花        隣の畑のハナッコリーから咲いた菜の花 

  ♫ 菜の花ばたけに入日薄れ 見渡す山の端かすみ深し 
                                                 春風そよ吹く空をみれば 夕月かかりてにほい淡し ^^♪

小学校3年の音楽の時間に教わった「おぼろ月夜」の歌詞である。
今こうして振り返ると、今ではあまり見かけない情景になってしまったが、それなりの意味も分かるし、のどかな田舎の風景が目に浮かぶ。
しかし、その当時小学3年生でこんな小難しい歌詞を理解して歌っていたのだろうか。それにしても教わってから70年近くたつのに、ちゃんと頭の中に残っている。歌の力というか、詩の力というか、心打つものは、やはり記憶の確かなところにとどまっているものではある。

今、我が家の畑に取り残された白菜から、見事な菜の花が咲いている。わずかしか植えていないのに、ちゃんと収穫もせずほったらかして冬を越させ春を迎えた。白菜の用は足さなくなったが、黄色い小粒の花はミツバチの働き場所となっている。隣の畑ではハナッコリーの取り残しが、同じようにトウを立たせて白菜の菜の花よりもっと小粒の黄色い花を咲かせている。

「菜の花」って一口に言うけど、いったいなにもの?と思ってしまう。
文字通り、その種から油を絞るために栽培するのを「アブラナ」と呼ぶことは知っている。そのアブラナの花はアブラナ科の1品種であることを知った。ならば、我が畑に咲いた菜の花は飽くまでもアブラナではない白菜菜の花ということである。

つまり、アブラナ科には大根、蕪、白菜など多種多様な菜っ葉類が含まれると言うこと。だから、これらの野菜を寒い間に収穫しないで越冬させると、トウが立ち春に花を咲かせるのを「菜の花」と総称するということだ。

まあそんな理屈はどっちでもいいが、今年に春は珍しく我が畑に菜の花が咲いた、という小さなニュースのご報告のお粗末。お後がよろしいようで。

    菜の花や 月は東に 日は西に   蕪村

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「春うらら」

2021年04月11日 | 季節の移ろい・出来事

        

       草に臥て(ねて)右や左の春の空    岡井 省二

いくつ歳を重ねても、この季節は朝寝をむさぼりたくなる。
単なる怠け癖が身についてしまったのと、様々なプレッシャーに耐えてようやくこの手にしたゆとりを、ゆっくり味わっていたい、などと思う贅沢なのかもしれないねー。

ここにきて柄にもなく、久しぶりに本屋さんに行ってみたいなどと思い始めていた。
新聞朝刊の一番下にある新刊図書や、文庫本発刊などの図書紹介コーナーには、割と丁寧に目を通すのだが、なんやかやに追われて、などと言い訳を作って、ついついそれ以上の伸展がないままである。時にビビッと読みたいジャンルに引っかかることがある。メモしておく。

多くの場合メモ止まりであるが、たまに矢も盾もたまらなくなるほど食指が動くこともある。そんな候補の中の一冊を、今日ゲットしてきた。さて枕元に何日置かれるのだろうか。
NHK大河ドラマ「晴天を衝け」の今夜放送分と同時代の、いわゆる幕末動乱期の登場人物には興味が湧く。

季節やよし。春眠の目をこすりながらでも、今回は素早く読破出来そうな予感が。
それほど興味深い内容であり、書き手である。

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「追っかけ!」

2021年04月10日 | スポーツ・観戦

           
                夏の全国大会出場に向けて始まった、少年ソフトボール地区予選

天気晴朗なれど風強し、温度が上がらない予報。
早くから連絡をもらって予定に組み込んでいた、孫君のソフトボール夏の全国大会出場に向けた地区予選。今日の結果で出場が決まるというほど甘い世界ではない。取り敢えず近辺の4チーム総当たりによるリーグ戦が始まった。今日がその第一日目である。

普段より少し早めに起きて、遠くの会場に駆けつけた。まさにアイドルを追っかけるアイドルファンの心境。そういえば今でも「舟木一夫ショー」があれば、関西までは絶対に駆けつけるというオールド追っかけファンがすぐ近くにいるのを知っている。
そんなことは置いといて、孫君にとってジジの応援は間違いなく心強いと思っているはず。とこちらが勝手に思って応援に駆けつけている。

それも、選抜チームに入ってからというもの、やはり随分上達の跡がうかがえる。そこんところを褒めてやると益々その気になって、バットスイングの速さも適格性も上がった。守備は元々俊敏性と肩の強さでいいものを見せてくれる。などと少しオーバー気味ではあるが、直接本人の耳に届くように言ってやる。これが効くのだから可愛いものである。これぞ褒め褒めシャワーで体中を温めてやる。これが追っかけジジの役割であり、楽しみでもある。

天気予報の通り、陽ざしはあるのに、グラウンドで椅子に座って応援する立場は寒いのなんの。余分にと思ってクルマに積んでいった防寒着を羽織るほど冷たい風が午後になっても吹いていた。そんな寒さにも耐えられる試合を見せてくれるといいのだが。今日の場合は思いがけない好結果であった。が、いつもそうばかりは行かない。
新学年が始まったばかりの小6として、新チームを引っ張る勢いで躍動する彼を、しばらくは追っかけすることになりそうだ。たとえ迷惑がられても(苦笑)

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「4月8日」

2021年04月08日 | 家族・孫話

                 

5人いる孫の最年少奈那さんが今日、幼稚園児となった。親にとっては晴れ着で参加する一大イベントであるに違いない入園式であった。
もうこれ以上の孫の誕生を望むべくもないだろうから、最後の孫の幼稚園入園式ということになる。
一方で、孫三兄弟の方は次男君が大学へ旅立ち。年の開いた三男君は今日から小学6年生になった。

三兄弟の上の二人がそうであったように、ジジのペットとして仲良く遊んでくれるのは小学校6年生の1学期までであろう。
6年生の夏休みはもう自我が芽生えて、ジジババより友達の方が大切になり、時として一人がいいこともあるようだ。
まして中学生になったら、ジジババの存在すら忘れたように寄り付かなくなるし、学校生活が全てになってしまう。そうしてみると、必死の野球応援もこの後半年ばかりがピークということになるのかな。

そして自分自身を振り返ってみると、昨年度、つまり昨年4月1日から今年3月31日までの1年間は、本当に忙しかった。といっても目が回るとかいうフットワークに追い立てられるわけではなかったのだが、精神的な面でいつも何かにせっつかれているような思いで、常に前だけを見て突っ走った感がある。

そんな1年も過去となり、4月に入ってホンの少しだけゆとり感を持てるようになった。こんな時にふと旅にでも出たいね、という感覚に襲われるのだが、今年もまた旅に出るなんぞ出る気持ちさえ失せるコロナ禍ではある。

いずれにしても4月8日。何かと身辺に動きのあった今日を境に、少しずつマイペースを取り戻したいと思ってはみるのだが。

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「旬の味を」

2021年04月06日 | 季節の移ろい・出来事

                   

今年の桜の開花は全国的に10日から約1週間早かった。
色々な理由があって、桜の開花時期も昭和のあのころとは随分早くなったものだ。単純に喜ぶべきかどうなのか。人それぞれなのだろう。

桜の開花が早まった分、まさしくこの季節の旬の味「タケノコ」も例年より随分早く出始めたようだ。
そんな貴重な旬の味を、山持ちの同級生が早速賞味させてくれた。それも、掘りたて茹でたてのホクホクタケノコである。
彼の家で茹でるのは、時間と言い火力と言いそれこそ半端じゃないやり方である。

竹藪のすぐ下に自分でこしらえた大きなかまどがある。それには、直径1mもある大きな平釜がすっぽり収まるように出来ている。
その平釜に約30kgの皮を剥いたタケノコを浮かべて炊き始める。間伐材で作った薪はふんだんにあるので、火勢を弱めることなくグラグラ煮え返るまま約2時間焚きっぱなし。火を落とすと同時に山から流れ出る冷水で冷やす。

特に今回の場合は「初物なので皮を剥かずに、頭と尻尾を落としてまる茹でした」と彼が言う「だからうまいんよ」と付け加える。それはそれは美味かった。カツオにしろサンマにしろ、出始めの一番をよしとする江戸っ子気質ではないが、出始めのタケノコを、旬の先取りのように頂くのは嬉しい。

さて昨年はコロナ休みにした、同級生による「藪の中のクラス会」。今年はどうしよう。やはり身長を期してお休みが賢明かも。

このような、人が喜んだり美味しがったりする話は、自慢話以上に人から嫌われるブログネタの最たるものである。
そんなことを知らないわけではないのだが、片道30分かけてわざわざ届けてくれた友への感謝ということでお許し頂きたい。初物は東を向いて笑いながら食す。これが我が家の家訓の一つでもある。

どっちでもいいような話に最後までお付き合い頂き、感謝。

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「この笑顔に!」

2021年04月05日 | ニュース・世相

                       
             2020東京オリンピックへ出場を決めた、池江璃花子選手の笑顔 

その瞬間、心からの感動を覚えた。池江璃花子選手が100mバタフライで優勝。その直後の取材で見せたあの素敵な笑顔。時折声を詰まらせ、涙ながらに語る勝者の弁。思わずもらい泣きの涙が頬をつたう。単にオリンピック予選通過の喜びとか、オリンピックの晴れ舞台で泳げる喜びとか、そういったものの全てを超越して、世界の人々からも絶賛の声が上がる快挙である。

5年前、15歳でリオデジャネイロオリンピック出場。その競技生活は順風満帆、金メダリスト間違いなしと言われていた。ところが、2年前に白血病と診断され、10ヶ月に及ぶ闘病生活で体重は10kg以上も減ったという。その後1年あまりの過酷なトレーニングと、自らの夢に向かって努力に次ぐ努力であったという。こんな話はことさら言うまでもなく、皆さんご承知の通りである。

そして病み上がりの20歳の今、一時は本人も「次のパリ五輪を目指す」と語るほど東京オリンピックへの出場は絶望の淵にあった。それでも「私は病気になったからこそ分かること、考えさせられること、学んだことが本当にたくさんありました」との言葉通り、自分を信じて『努力』してきた。

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「旅立ちの春!」

2021年04月04日 | 家族・孫話

                                                                         

今年の見事な満開の桜に祝福されるように、新たな旅立ちを迎えた孫三兄弟の次男君が、自分で選んだ道に向かって遠く離れた地へ旅立って行った。

どちらかというと欲望があまり表に出てこない、おっとりタイプの静かな存在の彼。兄貴に少し抑えられ、我がまま三男坊から突き上げられる。そんな三兄弟の真ん中という生活環境が、少し寡黙で、いさかいを嫌ういまの彼を作り上げたのかも。

芯は持っている。中学2年生の時の立志式目標発表では「今ははっきりした目標が決まっていない、これから探したい」と主張した。他の子の多くは確かな目標を述べていたが、ジジ的には「大いに結構、今から時間を掛けてしっかりやりたいことを探しなさい」という意見であった。

高校3年間の中で自らの思いをじっくり煮詰めて、今回の志望校選択に至ったようだ。
自分で探し自分で決めて、自ら神戸まで出向いて下見をするという大胆さも持ち合わせていた。完全寮生活の様子も見ておきたかったのであろう。今日の入学式に向けて旅立った。

初めて袖を通すスーツ。色合いのいいネクタイを窮屈そうに締めて「じいちゃん、行ってくるよ」と挨拶に来た。オッ!意外にいけてるじゃないか。がんばろうねと送り出すのだが、なんといっても今年の場合、コロナ対策という特別な事情を抱えている。何ものにも負けず、侮らず、確かな日々を送ってくれることを願うばかりである。ガンバロー孫君。ガンバロー神戸!!

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