夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「黒い家」(1999年 日本映画)

2010-07-18 22:10:25 | 映画

貴志祐介原作「黒い家」の映画化作品

前半はひどく退屈だ

内野聖陽演じる小心者の保険会社の調査員・若槻が菰田家での連続する不幸 子供の死や事故と多すぎる保険金請求に疑問持ち関わっていくと・・・その家の主人・菰田重徳(西村雅彦)の異常な言動に悩まされる

若槻は菰田の妻・幸子(大竹しのぶ)に 案じる手紙を送るが 実は彼女こそが元凶だった

仕事の合間に繰り返し泳ぐ若槻 すると若槻に「しぶきあげすぎ」と繰り返したFAXが送られる

菰田重徳は職場の事故で両腕を失い・・・見舞いに行った若槻と同僚(石橋蓮司)は 幸子の異常さに気付く

幸子の過去を調べた若槻は・・・過去にも彼女が保険金をせしめていることを知る

幸子につきまとう不審な事故 周囲の人々の死

若槻は恐怖を覚え始める

保険金が下りないことを聞かされた幸子は 相手を病室から連れ出し・・・恐らくはその後殺した

保険金を手にできないのは若槻のせいだと信じる幸子は 復讐の為に 若槻の留守中家に押しかけ 室内をぐちゃぐちゃにし若槻の恋人・恵(田中美里)をさらっていることを口走る

恵を救う為 幸子の家へ忍び込む若槻

その家の中は血と死の匂いに満ちていた

床下には死体・・・・

どうにか恵を見つけた若槻は 連れ出そうとするが・・・そこへ幸子が戻ってくる

隠れて息を潜める若槻

家中を刃物振りかざし捜す幸子

そこへ重なるパトカーのサイレンの音

場面は変わり 幸子の黒い車が水中から引き上げられる

死体は見つからないが死んだのだろうとニュースを報道する声が流れる

事件で心身傷ついた恵に若槻は会わせてもらえないでした

加賀の祭りの日・・・若槻の会社では用意した弁当が一つ足りないと女子社員が言ってくる

そして営業成績トップの女性が 若槻に相談あるから夜の10時に会ってほしいと電話をかけてきた

一人会社に残る若槻

見回る警備員

姿を見せない女性を気にしながら 若槻がトイレに入ると・・・窓から黄色のボウリングのボウルが投げ込まれる

それは幸子のマイ・ボウル

怯えつつ職場の部屋に戻り電話をかけようとする若槻

しかし電話は通じない

かかってきた電話の声は「しぶきあげすぎ」と囁く

ぎょっとして部屋を逃げ出す若槻だがエレベーターは来ない

非常階段へ逃げ出す若槻

途中で警備員の死体に遭遇する

焦って逃げる若槻に 階段上からボウリングのあの黄色いボウルが転がって落ちてくる

階段に遂に・・幸子が姿を見せる 手にはよく切れそうな刃物

刃物ふりかざし幸子は若槻に襲い掛かる

もみあい・・・血だらけになりながら反撃しようとする若槻だが 幸子は若槻にのしかかり言う「乳しゃぶれ」

リクエストに必死でおこたえする若槻だが しばらく舐めさせたあと幸子は「下手くそ」と殴りどける

好きな舐め方ではなかったらしい

どうにか幸子を倒し 消火器をかける若槻 しかし消火器に負けずまだ生きている幸子は若槻の足を切る

這うように階段を逃げる若槻

さながら「リング」の貞子真っ青な動きで階段を這い進み・・・まだまだ戦う意欲満々な幸子

既に人間離れした不気味さです

ターミネーターとでも戦えるかもしれません

臆病でも若槻は男 遂に幸子に勝利します

それから・・事故のショックからも回復したのか美しい恵が浴衣姿で登場 若槻は恋人と抱き合います

その後 同僚に誘われボウリングを楽しむ若槻

しかし機械から出てきたボウルは・・・・あの幸子のマイボウルと同じ黄色・・・

ここで映画は終わります

韓国でも映画化されたとか

映画についての情報サイト↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E3%81%84%E5%AE%B6

こちらは映画を観た方の感想もあります↓

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD31628/index.html

こちらも↓ 

http://www.discas.net/netdvd/goodsDetailN.do?titleID=0081392634&pT=0

こちらは原作を読まれた方の感想です↓

http://homepage3.nifty.com/yobatuka/d10.html

私は大竹しのぶという女優さんが好きではありませんが この映画に限り「正体は幸子だろう」(笑)

あんた これ演技じゃないだろ(爆)

階段を這い 刃物ふりかざし 汚い言葉を使い暴れる・・・・・

本性むきだし演技ーと呼んでおります

その昔 中村晃子さんから えげつないやり方で男を奪い 明石家さんまさんとの結婚のおりも色々噂ある女性だけに・・・・

若い頃から演技派 実力派と言われる女優さんですが 私は「脱げば演技派かい」と意地悪く思っておりました

綺麗じゃないから・・・体で勝負するしか生き残る道はなかっただろうと

私 嫌いな相手には とことん辛口です

下品で異常で身勝手な殺人者・・・とっても似合っておりました

大竹しのぶさんが出演しているだけで観ない映画やドラマは多いのですが これはホラー好き娘が借りてきました


永瀬隼介著「閃光」角川文庫

2010-07-18 20:46:36 | 本と雑誌

永瀬隼介著「閃光」角川文庫
永瀬隼介著「閃光」角川文庫
永瀬隼介著「閃光」角川文庫
永瀬隼介著「閃光」角川文庫
現実に起き未解決のまま時効を迎えた三億円事件が この物語の主役と言えるだろう

これまでにも幾つかの小説で素材として扱われている事件だ

多くの遺留品 容疑者
昭和を生きた人間には衝撃的な事件だった

白バイ警官に化けた男は鮮やかに三億円積んだ車を乗り逃げした

モンタージュ写真が公開され似ているというだけで取り調べを受けた人間が多くいたのだと言う

その頃 周囲の大人達の考えは あんな若い人間一人に実行できるはずがない
バックに計画立てた人間がいて 白バイ警官に化けた男は とうに殺されているだろう
だから逮捕されない
見つからないのだと

この小説では
経営に行き詰まっていたラーメン屋店主が死体で発見される
停年間近の滝口刑事は その名前にかっとたぎるものを蘇らせる

若い頃 未解決のままとなってしまっている事件に結びつく名前だった

志願して捜査に加わる

彼と組まされた所轄の若い刑事・片桐は 勝手な行動とる滝口が腹立たしい

有力な犯人候補と見られつつ 自殺と死因が発表された若者は父親が警察の人間だった

上層部の動きから滝口は 自分が属する警察組織に疑いと不信の気持ちを抱いてしまった

妻も死に滝口には 引き止めるものは何もない

一方 片桐は若い水商売の女と同棲中だ

警察の中での出世の夢も捨ててはいない

片桐は滝口から 三億円事件との関連を教えられる

フリーライターを名乗る宮本は 片桐に接触してきた
三億円事件を調べていると言う

水商売の女と暮らしていることを弱みにつつかれた片桐は女と別れる

滝口が信じる三億円事件の犯人グループの一味が一人また一人と殺されていく

レストランのオーナーとして成功した吉岡
やくざ

離婚してフランスから帰国した女・恭子

警察の大物のめかけの娘で 警察官を父親に持つ純と共に 警察に所属する父親に反感と人生に退屈していた女
世間の注目浴びる何か大きなことがしたかっただけの薄っぺらい馬鹿女

しかし彼女は美しく 中身など何もないからっぽ女でしかなかったのに 若い男達にはミューズに思えた

そうして男達の人生は狂う
破滅する

時効も済んだ事件の為に 彼らは死んでいく

三億円事件の表面に出なかった犠牲者ーその子供が 無念の死で人生終えた父親の復讐を始めたのだ

事件背景を隠しきろうとする警察

行動を監視されながら 滝口と片桐は動く

三億円事件のこと 警察のしたことも表に引っ張り出したい滝口

彼にはみすみす容疑者を死なせた後悔があった

結果 事件は明るみに出せず 若い片桐は警察を辞職し 同棲していた水商売の女と結婚し 女の故郷で漁師となります

一つ気になるのは 二人の人間の死体がみつかっていないこと

もしも彼らが生きていたら

ほとぼりさめた頃に爆弾あるかもーなんて続編を想像してしまいます

可能性は低いですが

解説は西上心太さん

三億円事件

題材にした様々な小説や ノンフィクションを読み比べるのも興味深いかもしれません

真相は今も霧の中です

ちなみに映画化され劇場公開中

三億円事件について詳しく書かれたサイト↓

http://yabusaka.moo.jp/sanokuen.htm

ウィキペデイアでは↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%84%84%E5%86%86%E4%BA%8B%E4%BB%B6

映画「ロストクライム 閃光」公式サイト↓

http://www.lostcrime.jp/

映画のウィキペディア↓出演者など詳しいです

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0_-%E9%96%83%E5%85%89-

こちらは映画を観た方の感想もあるサイトです↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0_-%E9%96%83%E5%85%89-


足りないものだけ 買い物をーとは思いつつ

2010-07-18 14:52:48 | 子供のこと身辺雑記

足りないものだけ 買い物をーとは思いつつ
足りないものだけ 買い物をーとは思いつつ
足りないものだけ 買い物をーとは思いつつ
お昼は野菜入りミート・スパ

朝は野菜炒め

おやつはトマト・ゼリー
冷たくて余り甘くなくて あっさりと 美味しいです

夜はクリームシチュー
ただいま煮込んでおります

主人の両親の畑では茄子・胡瓜・ジャガ芋・人参・玉葱・キャベツがとれています

組み合わせを思案しつつ おかず考えています


「ディパーテッド」(2006年アメリカ映画)

2010-07-18 11:43:31 | 映画

香港映画「インファナル・アフェア」をリメイクしたものですが設定は少し変わっております

マーティン・スコセッシ監督作品

警察に属しながらマフィアのボスの懐に飛び込むスパイのビリー・コスティガンをレオナルド・ディカプリオが演じております

マフィアのボスのフランク・コステロ役をジャック・ニコルソン

逆にコステロの息がかかりながら警察に勤務しているのがコリン・サリバン(マット・デイモン)

サリバンが配属されたエリート集団SIU-"特別捜査課"を率いるのがエーラビー警部(アレック・ボールドウィン)

クイーナン警部(マーティン・シーン)により マフィアへの潜入捜査を続けているヒビリーの神経はもうボロボロだった

いつ正体がばれ殺されるかも分からない

マフィアのボスは粗野だが不思議な魅力を持っている

警部の部下ティグナム巡査部長(マーク・ウォルバーグ)は会えばビリーに喧嘩をしかけるがその実 危険な任務につくビリーを信頼し案じてもいた

警察にもマフィア側にも時を同じくして ネズミ(スパイ)がもぐりこんでいるらしいと噂になる

どちらが先に正体を突き止めるか

胃が痛くなるような神経戦に入る

ビリーはもう辞めたいのだと願い出るがとりあってもらえない

コステロを逮捕するまでは・・・・

ビリーは精神科医マドリン(ヴェラ・ファーミガ)の診療を受け 夜眠れる薬を無理にも貰おうとする

マドリンは皮肉にもサリバンの恋人でもあるのだが その関係は互いに分かっていない

ビリーとサリバンは命も蚊糧いるので互いに必死に正体を突き止めようとするも ぎりぎりのタイミングで互いを見つけることができずにいたが

大きな仕事(取引)に一味に加わることになったビリーが上司の警部と直接会っている場所を サリバンの連絡で現れたマフィア達に 警部は殺されてしまう

ビリーの身の上を知る者がいなくなる・・・・

警部の死に激昂するティグナム巡査部長もエーラビー警部の為に仕事から外される

サリバンはどんなテを使ってもビリーに関する情報を立場を利用し得ようとしていた

やがてコステロが破滅してから・・・・サリバンはビリーと会う

机の上の封筒からビリーはサリバンの正体を知り その場から姿を消す

もしもの時の為に 信用できる人物の精神科医へ サリバンの正体を示す資料の入った封筒を言付ける

「信用できるのは貴方しかいないんだ」自分に何かあれば・・と

幾つかの手配をしたビリーはサリバンを呼び出す

サリバンの正体を知らない警官はビリーに銃をつきつけるが ビリーはサリバンに銃をつきつけ共にエレベータに乗る

しかし下りる時 ビリーの頭は銃弾に・・・・ 彼は死んだ

サリバン以外にも警察にもぐりこんでいたマフィアの息のかかった警官が ビリーを撃ったのだ

サリバンは居合わせた警官達を死なせ 工作をした

ビリーの渡した証拠から サリバンの正体に気付いた精神科医は サリバンの言葉を聞かない

もう・・・・・騙されない・・・

ビリーは英雄として葬儀された

これで自分の正体を知る者もなく警察として生きていけると上機嫌なサリバンだが 部屋には一人の男が待っていた

ビリーと殴り合いの喧嘩もしたが 上司の警部の死も嘆いた熱い男のティグナム巡査部長

サリバンを射殺し部屋の窓から彼は姿を消す

仇は討ったのだ

ビリーの死が余りにあっけなく それまでの苦労を見ているだけに・・・・「これで終わり?!」って思います

ティグナム巡査部長による復讐がなければ・・・・相当後味の悪い映画になったことでしょう

主演以外の脇も見知った俳優さんが出ているのが嬉しいです

↓この映画を観た方の感想と映画についての情報があるサイトです

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id325647/

↓こちらは出演俳優のインタビューもあります

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id325647/

↓参考にさせていただいたウィキペデアです

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89

関連作品として「インフアナル・アフェア Ⅲ 終極無限」↓

http://ag5.net/~iwa40/2005nen/sakudxh17/sakuh17/saku0505.html

「インファナル・アフェア」は三部作なので こういう商品もあるそうです↓

http://www.smarter.co.jp/cddvds-72/prod-1108655/

男と男のぎりぎりの命の攻防・・・・・・

これは映画館で観たい映画でした

手にパンフレット握り締めて