夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「スコーピオン・キング 2」(2008年 アメリカ映画)

2010-07-21 21:16:49 | 映画

マサイアスの若き日を描く物語

マサイアスの幼馴染の少女が 女が参加してはいけない戦いの訓練にもぐりこんでいたことから訓練を監督するサルゴンに追われ 庇おうとしたマサイアスが罰せられそうになった

勇者でもあるマサイアスの父が割って入り 王の口ぞえもありその場はおさまるが 以前よりマサイアスの父の勇名を妬んでいたサルゴンの恨む思いは爆発し 呪いをかけた

マサイアスの父は家に入り込んだ黒い煙が虫の集団となったものに襲われ命を落とす

最強戦士を育てるスコーピオンズに入ったマサイアスは歳月と共に鍛えられ強くなり訓練学校を首席で卒業する

しかし訓練学校から帰国すると 以前の国王は不審な死を遂げ(サルゴンが殺したらしい) 今やサルゴンが王位についていた

サルゴンはマサイアスの父への恨みの気持ちを失っておらず 彼をも殺そうと企んでいた

国を出る時 マサイアスの弟は矢に射抜かれ死ぬ

ある剣を捜すマサイアスの道連れは口達者な自称ギリシャの詩人 幼馴染の娘

まず怪物ミノタウルスと戦い そこで怪物の餌になるしかないと希望を失っていた 父を知る男達や いまにも怪物に食われそうだった中国人を知り合う

ミノタウルスの居場所は死者の国へ繋がっていた

父の仇を取るために必要な特別な剣を求め 死人の国を一行は進むが一人ひとり命を落としていく

マサイアスが気に入った死人の国の女神は彼を誘惑するのでマサイアスの幼馴染の娘と戦いになる

口の悪い勝気な娘は善戦するも 形勢不利になった女神が魔力を使って宙吊りにする

ギリシャの詩人と中国人が協力して剣を宙から取り 一行は大急ぎで戻ろうとする

しかし宝石に気をひかれた男は戻る時間に間に合わず・・・

どうにか生きた人間の世界に戻った四人は 人々が競技場へ集められている様子に出会う

マサイアスと詩人はサルゴンを追って宮殿へ

幼馴染の娘と中国人は 人々を案じ競技場へ行く

サルゴンは死の女神へ捧げる生贄として人々の命を奪おうとしていた

競技場中に油を溢れさせ 火矢で射て 閉じ込めた人々を焼き殺そうというのだ

人々の命を救う為に 暴れる娘と中国人

マサイアスは女神によって力が強くなったサルゴン相手に苦戦していた

見えない巨大なさそりとなったサルゴン

機転をきかし 相手の姿が見える工夫をしたマサイアスは一振りに命をもこめて振り下ろす

さそりを退治するもマサイアスも倒れた

さそりにさされていたマサイアスの意識はなかなか戻らない

母のつきっきりの祈りが通じたかマサイアスは元気になる

前の国王の息子が正しく王位を取り戻し国は平和に

マサイアスの愛する幼馴染の娘は世界中を見て回ることにも戦うことにも・・結局そう好きではなく平和が好きなことに気付く

しかしマサイアスは世界中を冒険し戦い強くなることを欲していた

彼にとって冒険の日々は 今始まったばかりなのだ

映画の情報サイト↓感想もあります

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=331838&s=0

こちらはDVDについての紹介サイトです↓

http://www.happinetonline.com/NASApp/mnas/MxMProduct?Action=prd_detail&KIND=0&SHOP_ID=1&PRODUCT_ID=4571264910061

そこそこに面白い・・・ うわああっというモノはありませんが 結構がんばっていると思います


柴田よしき著「月神(ダイアナ)の浅き夢」角川文庫

2010-07-21 13:25:38 | 本と雑誌

柴田よしき著「月神(ダイアナ)の浅き夢」角川文庫
柴田よしき著「月神(ダイアナ)の浅き夢」角川文庫
柴田よしき著「月神(ダイアナ)の浅き夢」角川文庫
柴田よしき著「月神(ダイアナ)の浅き夢」角川文庫
女刑事・村上緑子シリーズ完結編

柴田よしきの描く男性は完璧ではないけれど完璧に近い

見方によっては緑子は そんな男達の欠点を探し 弱みをつつき怒らせ泣かせ逆上させ 自分を抱くように男を追い込んでいるようにも受け取れる

周囲のめぼしい男は皆自分のものにしておきたいようにも

勿論 かなり穿った捻くれた見方である

一人の女性として考えてみよう

事件は抜きで

恋人がいた

しかし上司の弱い部分を見て その男が欲しくなり 体を開く

事件で何かを隠している男がいる
その男は他の女に惚れている

鍋物食べようと 日頃はさして仲もよくない男の部屋へ押しかけ 相手を怒らせ 挑みかかられたら さしたる抵抗もせず 体を開く

「ごめんねと言って」もないもんだと思う

むしろ男のが罪悪感持たされ 被害者だろう

肌を触れ合わせ より深く相手を知ることでいたみかなしみ共有し理解し合うーらしい

刑務所帰り間もない男の車に乗り込み きわめて個人的な話題を延々と続ける

迫って口説いているのと同じだ

息子が欲しかった父親に 男のように厳しく育てられた

事件解決の為なら その時 恋人がいても 夫がいても関係ない

目の前にいる男を欲しく思ってしまうそうだ

特異なヒロイン

若く逞しい二枚目刑事が惨殺される事件が続き 応援に駆り出された緑子は事件解決の手がかりを見つけていく

不倫の末に結婚した安藤明彦と 息子と一緒に暮らしている

前作で山内を庇い発砲した麻生を逮捕したことで 若い女刑事・宮島静香からは反感を持たれている

麻生と山内を別れさせたくて 山内に付き纏う宮島

宮島は山内の恐ろしさを知らない

心配し麻生を諦めるように緑子は忠告するけれど

父親の自殺死体を見た娘がいる

その娘は死んだと思われていた

蝶の飛ぶ村

不思議な雰囲気たたえるアイドル

手がかりは緑子を導く

いためつけられ顔は変形し 撃たれ入院してもなお刑事を続けたいと思い願う緑子

刑事を続けている緑子のその後の物語は いつか書かれることがあるのだろうか

解説は女優の池波志乃さん

ある種の「熱」を読みながら感じる小説です

数年おいて忘れた頃に読み返すとその年齢や気分でも違う感想をもったりします

再読

柴田よしき作品には 他のシリーズと登場人物がリンクしているものもあります

読み返しながら 頭を整理したくなります