夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「ウォンテッド」(2008年 アメリカ映画)

2010-07-01 22:17:51 | 映画

主演 ジェームズ・マカヴォイ

毎日の退屈な仕事にうんざりしているウェスリー(ジェームズ・マカヴォイ)は出会った美女フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)から父親が暗殺されたと言われる

そこへ襲撃者が現れ ウェスリーは逃げ出すが 相手の男も追ってくる

やがてフォックスに助けられ逃げのびた彼は ある場所へ案内される

かなり遠い昔から存在する暗殺組織フラタニティ
組織を束ねるスローン(モーガン・フリーマン)は 彼なら組織を狙い襲ってくるクロス(トーマス・グレッチマン)と戦えるという

そして命が幾つあっても死にそうな特訓が始まった

幾ら大怪我しても回復風呂に浸かりさえすれば 元気になるっつうのは かなりおかしい

主人公は幾度も幾度も血みどろ状態になっては 液体に浸かる

やがてウェスリーは暗殺仕事を任されるようになるが スローンの目的はウェスリーにクロスを殺させることだった

鉄橋から列車が脱輪し落ちかけた車輌の中でも ウェスリーはクロスと戦っていたが 落ちそうになったウェスリーの手首をクロスは掴み引き上げ助けようとする

そんなクロスを撃ったウェスリーに クロスは言う
父親なのだと

混乱するウェスリーをフォックスが撃ち クロスと共に ウェスリーは水中に沈む

気がつけば特殊な復活液体風呂にいるウェスリー

彼を助けたのはクロスの友人だった

クロスから頼まれていたのだ

クロスーウェスリーの父親は彼をずっと見守っていたこと

出来れば普通の人として生きてほしかった願いを教えられる
退屈でも平凡でも

クロスはウェスリーの幼い頃からの写真を持っていた

女殺し屋フォックスがウェスリーに近付いたので 二人を引き離そうとしたのだったと

ウェスリーは真実を知った

スローンは自分の名前が殺される人間としてリストにあがった為 不正を働き クロスはそれを暴こうとしていたのだ

暗殺組織のアジトへウェスリーは鼠を使った奇襲攻撃をかける

組織はフォックスがウェスリーを仕留めたと安心していた

死闘の末 ウェスリーはスローンと対決し 不正を告発する

スローンはここに生き残っているメンバーも 殺される人間としてリストにあがっていた
自分はそれを止め守ったのだと

ウェスリーは他のメンバーは倒すが(アンジェリーナ・ジョリーも ここで死にます)

スローンには逃げられる

が 後日 綺麗にカタをつける

私としては アンジェリーナ・ジョリーが あっさり死にすぎのような・・・・・

殺し屋ということから ブラッド・ピットと結婚するきっかけとなった映画と印象が重なります

しかしこの映画のアンジェリーナ・ジョリーは何か窶れて疲れているように見えるのです

娘はウェスリーとフォックスが最初に出会う場面で言いました
「厚化粧すぎてわからなかった」(^_^;)

幾ら特訓したにせよ ウェスリーはフォックスより強そうには見えませんでした

興行成績良かった映画だそうですが 残念ながら期待したほど私は楽しめませんでした

娘はセンスはある映画だと評価しておりましたが

B級映画の匂いがするとも

もしアンジェリーナ・ジョリーやモーガン・フリーマンが出ていなければー
このストーリーって何なのでしょう

再び娘の言葉 映画の前半までの感想から
「トランスフォーマー」のサムより情けない主人公の映画が存在するとは思わなかった

せっかくいい俳優を使いながら アイデアの方向を使い間違えたようにも思いました

シリアスかコメディーか どちらかに路線を決めて制作すべきだったのではないかと

好き嫌いの分かれる映画ですが 出演した俳優が使いこなせていないー機能していないように感じ勿体ないなと思ったのです


柴田よしき著「激流」下 徳間文庫

2010-07-01 19:08:35 | 本と雑誌

柴田よしき著「激流」下 徳間文庫
柴田よしき著「激流」下 徳間文庫
柴田よしき著「激流」下 徳間文庫
主婦売春をしていた美貌の人妻である貴子は 密会後のホテルの一室で相手の男性が殺されたことを知り ショックを受ける

しかも修学旅行のバスの中から姿を消した少女の名前でメールが届き やり取りからショックを受け貴子は倒れる

貴子の夫から連絡受け駆け付けた美弥は 打ち明け話の内容に驚き 貴子の今後を案じる

同級生だった鯖島豊も消えた少女の冬葉からメールを受け取る
彼は相手の不実が原因で手切れ金渡し別れたはずの女に付き纏われ辟易していたがーその女に刺され重傷を負い入院する
しかし彼は 修学旅行で冬葉と同じ班だったメンバーへの重なる嫌な事件へ繋がる言葉に関連したことを思い出していた

美弥は冬葉の母親に会いに行き 刑事となった耕司とも一連のことについて話し合う

鯖島豊の見舞いの帰り 耕司・圭子・美弥は自分達が持つ全ての情報を交換しあう

彼らは冬葉が何故消えてしまったのか 真相に近付きつつあった

すみません ここから真相かつネタバレまじりの感想になります

物語に毛利佳奈子なる音楽教師が出てくる
彼女は冬葉の音楽の才能を買っていた

しかし彼女の為に結果として冬葉は命を落とすのだ

例え不幸な事故だったとはいえ

うまくいかない自分の恋愛に 教師でありながら生徒を巻きこんだのだ

いかなる理屈をつけようが 表沙汰にしたら自分達が傷つくから冬葉の死の真相を隠し 20年も経ち自分に病魔から余命幾許もないと分かってから 冬葉が消えたことから様々な憶測で充分以上に世間から傷つけられた 彼らへおかしな意趣返しを目論んだ

一番責めをおうは自分だというのに

自分が本当のことを話していれば修学旅行2班のメンバーは救われたし その後の人生も変わっていたかもしれないのに

嫉妬に狂い 自分から離れかかった男への執着で 15歳の少女の生活を暗いものに変え 果ては死なせてしまった

冬葉
修学旅行を楽しみ高校生活も大学生活も過ごせたかもしれなかった少女

冬葉の行方が分かって 2班のメンバーは 自分達の人生を進んでいけるだろう
これからは

毛利佳奈子が彼らに残した傷も大きいけれど


柴田よしき著「激流」上 徳間文庫

2010-07-01 01:52:17 | 本と雑誌

柴田よしき著「激流」上  徳間文庫
柴田よしき著「激流」上  徳間文庫
柴田よしき著「激流」上  徳間文庫
柴田よしき著「激流」上  徳間文庫
中学の修学旅行のバスの中で 女生徒が一人消えた

それから20年ー修学旅行で同じ班だった人間達に消えた女生徒から「私を覚えていますか」メールが届く

才能はありながら借金の山を築いてしまった美弥
離婚でもめているサンクマ

消えた少女
彼女は今どうしているのか