スズメ蜂の好物は西洋南天の実

庭の西洋南天に黄色い実がなると大きなスズメ蜂がやって来る。
一日中実を食べている。
何もしないのは解っているけれど姿を見たり、羽音を聞くと恐い。
時折入口のガラス戸にコンと音を立ててぶつかって来ることがある。

戸を開けていると部屋に入り込んで旋回を始めたりする。
その時は急いで電気を消して部屋を出て飛び出していくのを待っている。
長い時には五分ぐらい天井や照明器具にとまったりしながら飛び回る。
それでも暫くすると明るい外へ飛び出して行く。

これを書いている今もガラス戸にカツンと音がしてスズメ蜂が打ちあったって飛び去った。

昨日の夕方活動時間が終わる頃を見計らって、蚊取り線香の煙りをニ十分程くゆらしてから殺虫スプレイを南天に充分すぎる程吹き付けて、実の付いているところを剪定した。

一夜あけても矢張り飛んで来た。
西洋南天の実が全然無のにビックリしたのでは、と思うと少し悪いような気がしたけれど、身の安全の為には仕方ない。

どうして西洋南天の実を食べに来るのだろう、とインターネットで調べているとスズメ蜂も熊が食べものを求めて人里に出て来るのと同じで、食べなけれが死んでしまうから一生懸命に食べているだけで、邪魔をしなければ刺しに来ることはないと書かれていた。
話はわかるけれどそれでも飛ぶ姿を見れば恐い。