ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

少女漫画家、和田慎二さんの逝去を悼む

2011-07-28 22:42:01 | ひと
昔から、漫画が好きだった。
高校時代には、同級生にN氏という少し変わった漫画読みがいた。
男子であるが、女子漫画を結構愛読していたのだ。
月刊少女フレンド、月刊マーガレット、月刊少女コミック
などの月刊少女漫画雑誌を買っていたのだ。
N氏は、ちばあきおの「キャプテン」なども好んで読んでいたのだが。
そのN氏の影響で、私も、月刊マーガレットのファンになってしまった。
高校時代の後半から、大学時代の前期まで、好んで買って読んでいた。

一番か二番のお気に入りに、和田慎二氏の漫画があった。
なかでも、「超少女明日香」シリーズや「わが友フランケンシュタイン」などは、私のお気に入りであった。

最も有名なのは、テレビ化された「スケバン刑事」かもしれないが、私はあまりそれは見なかった。

受験に行った先で本屋に寄ったら、和田慎二氏の漫画を見つけ、受験勉強よりも漫画読みの気分転換の方が先になってしまった、という苦い(?)思い出もある。
確か、その時に買ったのは、「呪われた孤島」や「銀色の髪の亜里沙」だったと思う。

今も、わが家のどこかにあるはずだ。
当時は、少女漫画雑誌に連載する男性漫画家は、結構少なくなっていた時であった。
特徴あるタッチで描かれ、社会性やストーリー性も高い氏の漫画には、引きつけられるところが多かった。

あれから、30数年。
先日、和田氏の訃報が報じられた。
青春時代の貴重な思い出が、また一つ消されてしまったようで、とても寂しく思った。
少女漫画史に貴重な歩みを残した、和田慎二氏。
その冥福を祈りたい。
コメント
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