たきがしら湿原に行くまでの道で、道端からこちら側に向かって咲いている背丈の高い花があった。
道路側に向かって咲いてくるものだから、時には邪魔になるくらい。
これは、オオハナウド。
オオハナウドは、背が高いものだから、普通の人がそばに立つとこうしてその間に隠れてしまう。
花がまた面白い。
小さい花が集まって、1つの房のようになり、そして多くの房が集まって、傘のような形の花を形成している。
それだけでも十分面白いのだが、一番小さい単位の花びらを見ていく。
ちょっとだけ、ズームイン!
すると、花の形も大きさも異なっていることがわかる。
ウドに似た茎や葉に、それよりも大きな白花を美しくつけるから、オオハナウドの名がついたのだという。
大きな草丈に驚き、小さな花のバリエーションにも驚く。
そんなオオハナウド。
道路沿いに、車よりも高い背丈で、たくさんの花を咲かせている姿は、なかなかの存在感がある植物だ。