ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

走りながら見て聞いて、感じる力が高まる感覚

2021-06-06 21:48:31 | RUN
先月は体調不良から、完全に週1のRUNになってしまった。

これではいけない。
老化が進むばかりだ。
多少痛いところが多くても、走りたい気分になったら走ることにしよう。

今日は、そんな走りたい気分になったので、前回走ってから4日目。
久々に1週間に2度目のRUNに出たくなった。
あまり人がいない場所がいいなあ…ということで選んだのは、車が来ない川の土手道。

すっかり緑が濃くなった。
そして、草丈が大きくなった。
なにしろ、前回ここを走ったのは、4月2日。
2か月も前だ。
草も茂るわなあ。

“キョキョス、キョキョス、キキキキキキキ”
川べりの草の茂みからは、オオヨシキリの鳴き声が何度も何度も聞こえた。
この鳴き声が、オオヨシキリという鳥の鳴き声だということはわかるのだが、どんな色のどんな特徴がある鳥なのかは、ちっとも覚えていない。
でも、この鳴き声は、川辺の茂みには欠かせない。


5kmほどを走って、橋を渡る。
西の太陽が川面にまぶしく光る。

夕日と呼ぶにはまだ時間が少し早いけれども。
ああ、いいなあ。
走ることと夕日ってどうしてこう似合うんだろう。

土手道を降りて、田の中の道を走る。

植えられた苗は、少しずつ太くなってたくましさを増している。
さしずめ、田の中に低い並木道ができているかのよう。
まぶしいから見ていなかった反対側を見ると、田の水面が輝いている。

なんてまぶしいのだろう。
田の中の苗の見え方が違う。
こちらのは、細く頼りなさげに見える。
ああ、面白いもんだなあ。

久しぶりの道を走るのは、違う発見があっていい。
緑、鳴き声、水面、輝き。
やっぱり、走りながら見た光景でないと、ここまで心にしみてはこないだろう。
走ると、様々な感覚がとがっていくような気がする。
走りながら見て聞いて、感じる力が高まる、という感覚。

これからも、ただ走るのではなく、見るもの、聞くもの、感じることなどを面白がっていたい。
走りながら、感覚を磨いていこう。


コメント
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