ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

2試合連続の逆転もあったが、川中島ダービーだけに痛み分け ~アウェイ甲府戦~

2021-06-05 19:38:50 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ第17節、ヴァンフォーレ甲府対アルビレックス新潟。
新潟対甲府の一戦とあって、「川中島ダービー」と称される一戦。
戦国時代、上杉謙信と武田信玄の戦いは、勝敗がつかずに終わった。
まさか、川中島ダービーだから引き分けがふさわしいというわけではあるまいが、新潟と甲府がJ2に降格してからというもの、過去3年間はこの甲府の地では、3戦3引き分けであった。
そして、なんと今日の一戦も引き分けに終わった。
4年連続のアウェイ甲府戦引き分けである。

後ろからでもボールをつないで攻めるという戦い方をしている新潟。
悪いことではないが、自陣深いところでミスをすれば、失点に絡む場合が多い。
今日の試合では、もろにそれが出てしまった。
21分、DF堀米が相手に囲まれて、GK阿部へのパスを選択して蹴ったボールが、中途半端なところに飛び、スピードのある泉澤仁(元アルビレックス新潟ユース)に奪われ、先制ゴールを許してしまった。

サッカーの場合、力が拮抗しているチーム同士の場合、先制を許すということは、1点を取り返すだけでも、たくさんのエネルギーを必要とする。
前節は、幸いにも逆転勝ちを収めることができたが、そう簡単ではない。
まして、直近4試合連続無失点試合としている甲府だけに、ビハインドとなることは苦しい。

それでも、今季の新潟は攻撃力のあるチームだから、どうやって点を取って追いつくかを楽しみに見ることにした。
早い時間に同点に追いつければ、前節のような勝ち越しゴールもあると思ったのだ。

まさしくそのような展開となった。
前半35分、右から運んで、つないだボールから、ゴール前の谷口が同点ゴール!
そして、後半。56分、高木からのクロスを、またしても谷口がゴール。
新潟逆転!

その後も、ボールを支配して攻め上がる新潟だったが、リードしているせいか無理してシュートまではもっていかなかった。
ボールを保持する時間は長かったのだが、試合時間も後半になると、両チームとも疲れが見え始めた。
それでもホームで負けたくない甲府の気持ちが伝わるようになったと思ったら、やはり。
89分にゴール前で大きくクリアできなかったボールが、混戦から同点ゴールを蹴りこまれてしまった。

終盤は、選手交代を使って、守備的に行こうとしていた新潟だったが、逃げ切りに失敗してしまった。
この後も、甲府側が優位に進めたが、決勝点はどちらにも訪れなかった。
2-2。

4試合連続無失点の甲府相手に、2得点を記録したのはさすがの攻撃力だったとはいえ、新潟は、多少蒸し暑い日の試合で、先制されて同点に追いつくことで体力を使っていたことは間違いない。
ボールをつないでいくサッカーを志向しているなら、先制点を不用意に与えてしまったのは、反省しなければならない。
しかし、先制を許しながらでも、2試合連続して逆転できるだけの攻撃力を高めてきたということも言える。
ということは、修正できればまだまだ強くなれる余地があるということだ。
それが楽しみではある。

終了間際に勝利が逃げていったのは、今日は新潟だけではなかった。
3位琉球も、1-1。
秋田相手にアディショナルタイムで先制したのに、その直後に同点弾を食らうという悔しい引き分けだった。

最後まで勝敗の行方が分からない、しびれるような試合が続く。
だが、そういう面白い試合を見られることは、幸せなことでもある。
次戦の快勝を期待しよう。

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コメント
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