今宵は、WBC日本の開幕戦。
終盤に突き放したが、中盤まで非常に重苦しい試合展開ではあった。
だが、そんな試合を引っ張っていたのは、2人のメジャーリーガーだった。
ヌートバー、いいねえ。
1回には、初球をセンター前ヒット。
先取点のお膳立てをした。
2回には、冷静に四球を選んだ。
3回の守りでは、誰もがポテンヒットだと思った当たりを、前進してスライディングキャッチ。
4回には、ファーストゴロだったが、相手のエラーを誘った。
この後、追加点が生まれたから、貴重な出塁だった。
まさに、ラッキーボーイ。
相手に流れを渡さないのは、さすがメジャーの強いチームのトップバッター、一流選手だ。
8回2死からも、ファーストゴロで全力疾走、エラーを読んだ。
そして、盗塁成功と、抜け目がなかった。
攻守にわたって、本当にいい選手が加わったものだ。
さすがといえば、大谷。
投手としての出来はそんなに調子がよくないようにも見えたが、スライダーを多用してうまく相手の打ち気をそらしていた。
4回に初安打を許したが、4回投げて5三振奪取。
そして、4回裏の一死1,3塁のチャンスでは、あんなに低い外角球を左中間フェンス上部にぶつける2点タイムリー2塁打。
得点差を1点から3点に広げ、重苦しい雰囲気を変え、日本チームにほっとできる雰囲気をもたらした。
そして、8回には先頭打者で、ライトへクリーンヒット。
大量得点の足がかりを作った。
やっぱ、メジャーリーガー、ヌートバーも大谷もすげえわ。
みんなそう思ったのではないかなあ。
緊張感が高いWBCの初戦、日本代表選手の動きも硬さが見られた。
だが、2人の働きと存在感が、チームに安心感とまとまりを生んでいるように見えた。
チャンスを多く作りながら、なかなか効果的なタイムリーが出ずに苦しんだ日本。
それでも、終わってみれば、8-1。
しっかり勝利をものにした日本代表。
次戦以降がさらに楽しみだ。
その明日の次戦は、ボーンヘッドもあって、なんとオーストラリアに敗れた韓国である。
韓国にしてみれば、早くも断崖絶壁、背水の陣となってしまった。
それだけに死に物狂いとなって向かってくるだろう。
だが、もともとWBCで楽な試合はないと、日本の選手たちも覚悟を決めてかかっていることだろう。
どんな相手の力もはね返し、勝利に向かって、突き進め、侍ジャパン!!!