この冬は、当地では大雪と呼べる状態になったのは、12月と1月に各一度。
大きく言ってその2度だけだった。
12月に降ったときには、今冬はどれほどの大雪になるのかと思ったのだが、さほどではなかったと言える。
だから、例年だと道端の野草にも目がいき、早く花が咲くといいなあ、と思ったものである。
以前ここでは、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ハコベ、タネツケバナの4種の雑草の花を、当地の「春の雑草の花、四天王」と書いた。
13年前、これを書いた時期は、4月だった。
それが、今年は、すでにそれらの花が咲いて久しい。
春が来た、と咲き誇っている。
オオイヌノフグリも
ヒメオドリコソウも
ハコベも
タネツケバナも
もうすでにあちらこちらで花を咲かせている姿を見かけるようになった。
それなら、ツクシも見られるはずだ、と思ってキョロキョロしてみると、たしかにあった。
早春のシンボルであるが、見つけた場所が、家の近くのコンクリートの隙間だというのには、ビックリであった。
ビックリと言えば、ワスレナグサやルリソウに似ているが、もっと小さいこの花がすでに咲いていた。
キュウリグサだ。
普通は5月ごろに見かける花なのに、3月の今、もう咲いている。
ちょっと早過ぎやしないか?
とにもかくにも、早い春の訪れを雑草たちも喜んで花を咲かせているということになるのかもしれないね。